米外為市場サマリー:リスク選好姿勢強まり一時151円30銭台に上伸
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9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円21銭前後と前週末に比べて1円20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円57銭前後と同1円00銭強のユーロ高・円安だった。 中国の国営新華社通信が9日、「中国共産党中央政治局常務委員会は来年、経済成長を支えるためにより積極的な財政政策と併せて、適度に緩和的な金融政策を導入する」と報じたことを受け、投資家のリスク選好姿勢が強まるなか安全通貨とされる円を売ってドルやユーロを買う動きが広がった。また、この日に米ニューヨーク連銀が発表した11月の消費者調査で1年先・3年先・5年先の予想インフレ率がいずれも上昇し、米長期金利が上昇幅を広げたこともドルの買い手掛かりとなり、ドル円相場は一時151円35銭まで上伸した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0554ドル前後と前週末に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS