反発、アサド政権の崩壊や中国の金融緩和見通しで=NY原油概況
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NY原油先物1月限(WTI)(終値) 1バレル=68.37(+1.17 +1.74%) ニューヨーク原油の2025年1月限は反発。反政府勢力の攻撃を受けてシリアのアサド政権が崩壊し、中東の地理的な要所である同国が混乱していく可能性が高いことが相場を押し上げた。今後、新たな政権が樹立するとしても様々な武装組織が同居するシリアが安定することはなく、代理戦争の舞台になるとみられている。中国の習近平総書記(国家主席)をトップとする中央政治局が来年の金融政策を「適度に緩和的」とすると発表したことも買い手がかり。これまでは「穏健な」金融政策が行われていた。中国の内需が刺激され、景気減速から脱すると期待されている。財政政策についても「より積極的な」内容となる見通し。 時間外取引で1月限は堅調。通常取引開始後は68.88ドルまで上値を伸ばした。ただ、引けにかけてはやや伸び悩んだ。 MINKABU PRESS