話題株ピックアップ【昼刊】:楽天グループ、ネクソン、SBG

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材料

■楽天グループ <4755>  923円   +60.1 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 楽天グループ<4755>がカイ気配スタートで急伸。同社は前週末6日の取引終了後、2024年12月末時点の株主を対象とする優待内容を決定したと発表した。同年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、「楽天モバイル」回線の音声と毎月30ギガバイトのデータプランを1年間、無料で提供するとしており、材料視されたようだ。優待の利用には専用サイトでの申し込みが必要で、申し込み期間は25年3月中旬より開始予定としている。

■丸一鋼管 <5463>  3,479円   +221 円 (+6.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 丸一鋼管<5463>が続急伸している。前週末6日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。上限を550万株(発行済み株数の6.76%)、または200億円としており、取得期間は12月9日から来年6月20日まで。東京証券取引所における市場買い付けのほか、自己株式立会外買付取引(ToSTNet-3)による買い付けで取得する。資本効率の向上並びに機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的としている。

■カナモト <9678>  3,150円   +145 円 (+4.8%)  11:30現在
 カナモト<9678>が3日続伸。前週末6日取引終了後に24年10月期連結決算を発表し、売上高は前の期比4.9%増の2072億1800万円、営業利益は同21.8%増の145億6900万円だった。年間配当は普通配当75円に会社設立60周年記念配当5円を加え80円(前の期75円)とした。好決算とあわせ、自社株買いや中期経営計画を明らかにしており、これらが好感され買われている。同時に発表した25年10月期連結業績予想は売上高が前期比1.9%増の2111億円、営業利益が3.6%増の151億円の見通し。自社株買いは取得上限90万株(自己株式を除く発行済み株数の2.54%)、または20億円とし、期間は12月9日から来年8月29日までとした。また、中計については最終年度となる29年10月期に売上高2354億円、営業利益210億円とする目標を示した。株主還元については総還元性向50%超を目標に機動的な自社株買いを実施するとともに、安定配当を堅持しつつ持続的な利益成長を通じて増配を目標とする累進配当を目指すとした。

■TDCソフト <4687>  1,398円   +62 円 (+4.6%)  11:30現在
 TDCソフト<4687>が大幅高、一時65円高で1401円をつける場面があり、7月22日につけた上場来高値を約4カ月半ぶりに上回り青空圏に突入した。同社は金融機関や流通業界向けを中心に自社開発のクラウドサービスやデータ分析で実績が高い。金融ITソリューション分野だけでなく、公共法人ITソリューションにも傾注し、官公庁向け開発案件などが好調で業績に貢献している。25年3月期を最終年度とする中期計画を期初に上方修正したが、業績は更に会社側想定を上回り、11月には再上方修正を発表。今期営業利益段階で47億5000万円(前期比25%増)を見込んでいる。

■スパークス・グループ <8739>  1,502円   +40 円 (+2.7%)  11:30現在
 スパークス・グループ<8739>が反発している。前週末6日の取引終了後に発表したグループ全体の運用資産残高が前月比405億円増(2.2%増)の1兆9117億円と順調に積み上がったことが好感されている。主に日本株式が増加した。

■ネクソン <3659>  2,165円   +53.5 円 (+2.5%)  11:30現在
 ネクソン<3659>が反発している。この日、新作ゲーム「The First Berserker:Khazan」の中国におけるパブリッシング契約を中国テンセントと締結したと発表しており、好材料視されている。08年にリリースした「アラド戦記」や、今年5月のリリース後、中国で最も成功したモバイルゲームの1つとなった「アラド戦記モバイル」に次ぐネクソンとテンセントのパートナーシップとなり、ネクソンの韓国子会社ネオプル社とテンセントが共同でパソコン向けにローカライズ版の開発を行うとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,246円   +196 円 (+2.2%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が反発、ここ9000円大台近辺でのもみ合いが続いているが、きょうは前週末の米ハイテク株高を素直に好感する形で買い戻す動きが優勢となった。前週末の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は切り返し、史上最高値を更新した。ナスダック指数の動向と株価連動性のある同社株には追い風となった。自社株買いに前向きに取り組んでいるが、前週末引け後に今年8月上旬に決議した5000億円を上限とする自社株買いの取得状況(11月分)を開示、約240億円(約272万株)だったことが分かった。今回の自社株買いの取得期間は来年の8月7日までとなっており、今後も継続的な自社株買いが見込めることは株価の下支え材料として買い安心感につながる。

■青山商事 <8219>  2,259円   +39 円 (+1.8%)  11:30現在
 青山商事<8219>が3日ぶりに反発している。午前10時30分ごろに発表した11月度の月次売上高速報で、ビジネスウェア事業の既存店売上高が前年同月比4.7%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。客単価は同1.7%減と減少したが、客数が同6.5%増と伸長。コートやレディスなどが好調だった。なお、全店売上高は同10.8%増だった。

■アンリツ <6754>  1,192円   +20.5 円 (+1.8%)  11:30現在
 アンリツ<6754>が反発している。この日、国立天文台(NAOJ)が、南米チリにある電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」の新しいデータ伝送システムの評価用に、同社の400Gテスタ及び光スペクトラムアナライザ「MS9740B」を採用したと発表しており、好材料視されている。同評価では、データ伝送システム通信機能の毎秒1.6テラビット伝送を400Gテスタのネットワークマスタプロ「MT1040A」で評価した。

■サンバイオ <4592>  906円   +10 円 (+1.1%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が反発している。前週末6日の取引終了後、再生細胞薬アクーゴ脳内移植用注について第2回目の製造が終了し、予定通りの収量が確保できたと発表しており、好材料視されている。今後、規格試験、特性解析で全ての基準値を満たせば第2回目の製造は適格と判断され、規格に適合する製造結果を2回分得た後に一部変更申請を行い、その後の一部変更承認の取得を目指すという。なお、出荷可能時期は、引き続き26年1月期第2四半期を想定している。

■ユニ・チャーム <8113>  3,923円   +41 円 (+1.1%)  11:30現在
 ユニ・チャーム<8113>が続伸している。前週末6日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■アイモバイル <6535>  539円   +3 円 (+0.6%)  11:30現在
 アイモバイル<6535>はしっかり。午前10時ごろ、ANAホールディングス<9202>とその傘下の全日本空輸、ANAあきんど、ANA Xとの間で、地方創生を推進する事業の提携について基本合意書を締結したと発表した。アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」での旅行関連返礼品の連携など各取り組みについて今後検討を進める。

■アインホールディングス <9627>  4,667円   -353 円 (-7.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 アインホールディングス<9627>は大幅続落。前週末6日取引終了後に5~10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比10.9%増の2148億6000万円、営業利益が同32.9%減の58億7200万円だった。調剤薬局チェーンの運営を手掛ける主力のファーマシー事業が増収減益となり全体にも影響した。コスメを中心としたドラッグストア「アインズ&トルペ」を展開するリテール事業は好調だった。大幅な営業減益となったことが嫌気され売られている。

■エターナルG <3193>  3,000円   -190 円 (-6.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 エターナルホスピタリティグループ<3193>は大幅安。前週末6日取引終了後に8~10月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比13.6%増の109億3700万円、営業利益は同2.9%減の7億2800万円だった。通期で2ケタ増収増益を見込んでいるだけに失望売りを誘ったようだ。主力の「鳥貴族」ブランドをはじめとして国内外で新規出店を図った。なお、通期見通しは据え置いている。

■アイル <3854>  3,025円   -120 円 (-3.8%)  11:30現在
 アイル<3854>は5日続落。前週末6日取引終了後、8~10月期連結決算を発表。売上高が前年同期比6.2%増の45億5000万円、営業利益が同5.9%減の10億7400万円だった。継続的な大型案件の受注と安定した開発工程の進捗が増収に寄与した一方、利益面では人件費の上昇や一部仕入れ品の値上げなどの影響が出た。通期で増収増益を見込んでいるだけに第1四半期時点での減益を嫌気され売られている。

■ニチリョク <7578>  181円   +50 円 (+38.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ニチリョク<7578>はストップ高カイ気配。前週末6日取引終了後、全国農業協同組合連合会(JA全農)との業務提携を発表した。これにより、お墓の相談、お墓の移転先からの紹介斡旋による改葬に関する相談から実工事までを受けることで、顧客獲得の増加を図る。まずは愛媛県のJA組合員を対象としたサービスを開始し、順次全国の各県JAと協議を進め、各県地域に応じた業務提携に発展させることを目指す。

●ストップ高銘柄
 三菱ロジスネクスト <7105>  1,735円   +300 円 (+20.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 日本ラッド <4736>  732円   +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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