前週末6日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ディスコ <6146> 41,540円 (-1,910円、-4.4%) 東証プライムの下落率8位。ディスコ <6146> [東証P]が大幅反落。そのほか、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体製造装置関連が総じて下値を探る展開となった。前日5日の米国株市場では半導体製造装置世界トップのアプライド・マテリアルズが大手金融機関の投資判断引き下げなどが嫌気され5%強の下落となったほか、インテル も同じく5%を超える下げとなるなど、半導体セクターの軟調が目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も再び75日移動平均線を下抜け、不安定な動きが続いている。東京市場でも米半導体株安がディスコをはじめとする主力銘柄に逆風となった。 ■スクエニHD <9684> 5,954円 (-183円、-3.0%) スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> [東証P]が5日ぶり大幅反落。SMBC日興証券が5日付で投資評価を「1」から「2」へ、目標株価を6000円から5900円へ引き下げたことが売り材料視された。同証券によると、主力の「デジタルエンタテインメント事業」における費用効率化が想定を下回ると見られると指摘。25年3月期-29年3月期の各期の営業利益を下方修正した。構造改革効果の発現が確認されれば、株価上昇余地の拡大も見込めるだろうとしている。 ■Rフィールド <2910> 1,486円 (-26円、-1.7%) ロック・フィールド <2910> [東証P]が3日ぶり反落。6日午後3時ごろ、25年4月期の連結業績予想について、売上高を534億6700万円から518億9100万円(前期比1.0%増)へ、営業利益を20億4200万円から14億5100万円(同16.5%減)へ、純利益を10億3500万円から6億2700万円(同49.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。上期において、生活者の節約志向の継続に伴う個人消費の低迷や、主要顧客のライフスタイルの変化などの影響により既存店売上高が計画数値に届かなかったことに加えて、下期も個人消費の停滞の継続が見込まれるほか、一部店舗の売り場変更や縮小などの影響もあり、引き続き既存店売上高が計画数値に届かないと見込む。なお、同時に発表した第2四半期累計(5-10月)決算は、売上高253億100万円(前年同期比0.8%増)、営業利益6億3800万円(同24.0%減)、純利益1億1000万円(同80.5%減)だった。 ■ノーリツ <5943> 1,701円 (-21円、-1.2%) ノーリツ <5943> [東証P]が反落。5日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を2050億円から2000億円(前期比0.9%減)へ、営業利益を32億円から16億円(同58.3%減)へ、純利益を47億円から38億円(同4.4倍)へ下方修正したことが嫌気された。国内事業において、第3四半期から温水空調分野は回復傾向にあるものの、そのスピードは緩やかで、売上高が想定を下回ることに加えて、海外事業でも第3四半期以降も中国市況の悪化が継続していることが要因という。 ※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース