ミロク、前期最終を一転赤字に下方修正、配当も8円減額
投稿:
ミロク <7983> [東証S] が12月6日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年10月期の連結最終損益を従来予想の1.6億円の黒字→22.9億円の赤字(前の期は4.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.3億円の黒字→23.1億円の赤字(前年同期は0.4億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。 業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の20円→12円(前の期は45円)に大幅減額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 猟銃事業につきましては、当社製品のOEM供給先であるブローニンググループからの受注は堅調でした。一方、第2四半期会計期間において当社製品に係る製造工程に不具合が発生し、円滑に生産ができない状況が生じたことに加え、新製品への移行に伴う不要部品の除却及び想定以上の原材料価格の高騰等により、売上高、営業利益において予想を大きく下回りました。また親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記1及び2の通り、減損損失の計上、繰延税金資産の取崩しをすることとなり、多額の損失を計上するに至りました。 工作機械事業につきましては、主要三部門の販売が予想を下回り、全体の売上高は予想から減少となりました。利益につきましては、全体の売上高減少等により、予想をやや下回りました。 IT/IoT/AI事業につきましては、売上高は計画を上回りましたが、営業損失はほぼ計画並となりました。 その他事業につきましては、売上高、利益ともに計画をやや上回りました。 その結果、上記の通り2024年10月期通期連結業績予想を修正いたします。 ※上記予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な要因によって予想値と異なる結果となる可能性があります。 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営の基本方針として、業績に応じた配当を安定的に継続することを重視しております。しかしながら、本日、東京証券取引所のTDnetで開示しております「減損損失の計上、繰延税金資産の取崩し及び2024年10月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」の理由により、業績が大きく後退することから、2024年10月期の期末配当予想につきましては、1株あたり10円から2円に修正いたします。