米外為市場サマリー:弱い米雇用指標や地震発生を受け一時150円ラインを割り込む

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為替

 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円10銭前後と前日に比べて50銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円91銭前後と同60銭程度のユーロ高・円安だった。

 日銀の中村豊明審議委員が5日午後の記者会見で「利上げに反対しているわけではない」と発言したことに反応し、ドル円相場は日本時間夕方に一時149円60銭台まで下押した。ただ、その後は米長期金利が一時4.22%台まで上昇したことを手掛かりとしたドル買いに支えられるかたちで150円70銭近辺まで上伸する場面があった。とはいえ、この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容だったことを受け、米長期金利が低下に転じるとドルも軟化。米カリフォルニア州北部でマグニチュード(M)7.0の地震が発生したことをきっかっけに再び150円ラインを割り込む場面があった。一方、フランスの極右政党、国民連合(RN)を実質的に率いるマリーヌ・ルペン氏が「内閣崩壊を乗り越えて向こう数週間で25年の予算を成立させることが可能だ」との見解を示し、フランスの政局不安が和らいだことからユーロ買いが活発化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0586ドル前後と前日に比べて0.0075ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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