話題株ピックアップ【昼刊】:KeePer、カバー、GMO

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■KeePer技研 <6036>  4,605円   +410 円 (+9.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 KeePer技研<6036>が高い。4日取引終了後、キーパーラボ運営事業の月次動向を発表、11月度の既存店売上高は前年同月比9.3%増と2カ月ぶりにプラスに転じた。全社ベースでは同19.5%増と大きく伸びた。これを好感した買いが入っている。

■カバー <5253>  2,496円   +105 円 (+4.4%)  11:30現在
 カバー<5253>が大幅反発している。4日の取引終了後、運営する「ホロライブプロダクション」において、事務所全体イベントとなる「hololive SUPER EXPO 2025 Supported By BANDAI」及び「hololive 6th fes.Color Rise Harmony」を25年3月8日、9日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催すると発表しており、好材料視されている。同イベントは、Vチューバー事務所「ホロライブプロダクション」の全体イベント。今回のEXPOテーマは「hololive ARCADE」と銘打ち、メンバーと遊んで、競って、協力し、一緒に楽しむホロライブアミューズメント体験をできる展示やステージ、グッズ、フードなど盛りだくさんなコンテンツを用意。また、「ホロライブ」6回目の全体ライブとなる「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」では、「hololive STAGE1~3」に加え、数々のクリエーターとのコラボステージ「CREATORS’STAGE」が実施される。

■GMO <9449>  2,717円   +75 円 (+2.8%)  11:30現在
 GMOインターネットグループ<9449>が反発している。日本経済新聞電子版が5日、「みずほ銀行はGMOインターネットグループの子会社と、2025年4月にも請求書の発行や代金支払いなど企業間の取引をデジタルで完結できるサービスを始める」と報じ、これを材料視した買いがGMOに入ったようだ。みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀は、GMO子会社のGMOペイメントゲートウェイ<3769>やGMOイプシロンと手を組み、カード払いなどに対応した企業間決済システムをつくるという。みずほは自行の口座を持たない企業にもサービスを利用してもらい、法人口座や預金の獲得につなげる方針。みずほとGMOは決済取扱高を3年で1兆円とする計画だ、などと伝えている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,194円   +202 円 (+2.3%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が9000円台に切り返し、25日移動平均線を足場に上放れをうかがう展開に。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数が上値追い鮮明で、連日の最高値更新が続いている。ナスダック市場との株価連動性の高い同社にとっては追い風となるほか、子会社の英半導体設計アームホールディングスが小幅ながら4連騰と戻り足を強めていることもポジティブ材料となっている。また、国内では傘下のPayPay銀行が条件付きながら普通預金金利を2%に高めることが伝わっており、メガバンクをはじめとする銀行間での預金獲得競争で優位に立つとの思惑が浮上し、これも親会社であるソフトバンクGの株価を刺激している。

■PAコンサル <4071>  1,755円   +36 円 (+2.1%)  11:30現在
 プラスアルファ・コンサルティング<4071>が3日ぶりに反発している。この日の寄り前、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」がゲオホールディングス<2681>に採用されたと発表しており、好材料視されている。ゲオHDでは、店舗の人員情報やその集計情報をデータベース化し、人事考課や人材育成に活用していたが、研修の実施管理、配転計画の作成、社員面談の記録、採用・離職の分析などを手作業で行っていたという。「タレントパレット」の導入は、これらをシステム化することで人事業務の更なる効率化を図るとともに、戦略的な人事施策の立案や人材育成を実現することが目的で、2000店舗を超えるゲオHDでの人員、入退社数の集計にかかる工数の大幅な削減に貢献することが期待されている。

■キヤノンMJ <8060>  4,894円   +98 円 (+2.0%)  11:30現在
 キヤノンマーケティングジャパン<8060>は3日ぶりに反発している。4日の取引終了後、接客業務のリモート化に強みを持つタイムリープ(東京都千代田区)と資本・業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視されている。タイムリープは、リモート接客ソリューション「RURA」を通じた現場オペレーションの改善に強みを持つスタートアップ企業。今回の資本・業務提携により、キヤノンMJの顧客基盤とマーケティング力を活用した「RURA」の提供をはじめ、キヤノンMJが有する映像ソリューションと「RURA」の組み合わせによる新たな現場オペレーション支援ソリューションの共同開発にも取り組むとしている。

■ブックオフG <9278>  1,484円   +29 円 (+2.0%)  11:30現在
 ブックオフグループホールディングス<9278>が反発している。4日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況で、国内ブックオフ事業の既存店売上高が前年同月比5.3%増と46カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。トレーディングカード・ホビー、アパレル、家電・携帯電話、書籍の売り上げが前年を上回った。なお、全店売上高は同5.5%増だった。

■三菱重工業 <7011>  2,430円   +42 円 (+1.8%)  11:30現在
 三菱重工業<7011>の上値追いが止まらない。きょうで4連騰となるなか、一時97円高の2485円まで買われ約3週間ぶりに上場来高値を更新した。売買代金も全上場企業の中でトップとなっている。世界的に地政学リスクが高まるなか国家安全保障の観点から各国で防衛費拡大の動きが顕著となっている。今週2日にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所が、世界の兵器メーカー上位100社の収益が2023年に前年比4%あまり増加し、日本円で約95兆円だったことを発表。そのなか、三菱重をはじめとする日本企業5社の兵器による収益合計は、同35%増と大幅な伸びをみせていることが報じられた。東京株式市場でも防衛省と取引関係のある関連企業にとっては今後も商機が高まるとの見方で、テーマ買いの動きを促している。そのなか、防衛省との取引額で圧倒的1位である三菱重はシンボルストック的な位置付けで、物色人気を際立たせている。

■ワールド <3612>  2,378円   +34 円 (+1.5%)  11:30現在
 ワールド<3612>が6日続伸し連日の年初来高値となっている。4日の取引終了後に発表した11月度の国内小売事業の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比4.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。気温が平年並みに低下したことを背景に、暖かいニットや防寒アウターなどの冬質商材の稼働が活発になったほか、月後半にコートも加勢したことが店舗販路の既存店売上高を伸長させた。また、EC販路では、外部主要ECモールの施策参加で過去最高の売り上げを記録したほか、月後半のブラックフライデー施策にて重衣料が高稼働となり、EC売り上げを押し上げた。

■ネクセラファーマ <4565>  1,096円   +7 円 (+0.6%)  11:30現在
 ネクセラファーマ<4565>が3日ぶりに反発している。この日の寄り前に、不眠症患者を対象に開発中の新規デュアルオレキシン受容体拮抗薬ダリドレキサントの韓国における第3相臨床試験で、最初の被験者の組み入れを行ったと発表しており、好材料視されている。同第3相臨床試験は、不眠症の成人及び高齢者を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、韓国国内の複数の施設で被験者を募集する予定という。北米、欧州、日本で既に完了している試験で得られた豊富なデータに加え、更なる有効性及び安全性データを収集することを目的としており、26年前半には試験結果が判明する見込みとしている。なお、ダリドレキサントは日本では今年9月に承認され、塩野義製薬<4507>と日本における流通と販売に関する提携契約を締結しており、「クービビック錠」として24年第4四半期に発売される予定となっている。

■True Data <4416>  615円   +100 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 True Data<4416>が急伸し、約9カ月ぶりに年初来高値を更新している。4日の取引終了後、データ分析やAIを活用した販促から効果検証までを一気通貫で支援するリテールDXサービスがウエルシアホールディングス<3141>に採用されたと発表しており、これを好感した買いが流入している。ウエルシアは、経営の中心にデータを据え、デジタル技術を活用して戦略を実行するデータドリブン経営を全社的に推進しており、これまでもトゥルーDのデータ分析・開示ツール「Shopping Scan」を導入しており、今回はデータを最大限活かして小売業の施策を総合的に支援するソリューションとして同サービスを導入する。第1弾として、顧客一人ひとりに合わせた1to1マーケティングを実現するAI販促ソリューションを25年度に導入する予定で、その他のソリューションについても、導入が決まり次第発表するとしている。

■IMV <7760>  1,134円   +105 円 (+10.2%)  11:30現在
 IMV<7760>が続急騰。4日続伸で一時11.5%高の1147円まで駆け上がり、連日の上場来高値更新となっている。同社は自動車業界向けを中心に振動試験装置や計測器の製造販売を行うほか、受託試験サービスも手掛け世界トップクラスの実績を有する。自動車だけではなく航空宇宙・防衛関連向けに振動シミュレーションや電磁波試験(EMC試験)を展開していることから、ここテーマ買いの流れが鮮明化している防衛関連の一角として物色の矛先が向いている。業績も好調で、25年9月期は営業利益段階で前期比6%増の19億5000万円と連続過去最高益更新を見込んでいる。

■カイオム <4583>  197円   +18 円 (+10.1%)  11:30現在
 カイオム・バイオサイエンス<4583>が急反騰している。4日の取引終了後、富士フイルム和光純薬(大阪市中央区)と、抗体作製受託サービスなどに関する業務提携契約を締結すると発表しており、これを好感した買いが流入している。カイオムは、保有するADLibシステム(細胞表面提示型抗体作製プラットフォーム)を用いた抗体作製受託サービスやその技術を応用した抗体親和性成熟受託サービスを提供しており、今回の業務提携は両受託サービス及びそれに付随する受託サービスに関するもの。カイオムの抗体作製受託サービスや抗体親和性成熟受託サービスを富士フイルム和光純薬を通じて提供し、拡販するのが狙いという。なお、同件による24年12月期業績への影響は軽微としている。

■日本創発グループ <7814>  466円   +21 円 (+4.7%)  11:30現在
 日本創発グループ<7814>は堅調。4日取引終了後、60万株(自己株式を除く発行済み株数の1.27%)を上限に5日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感されている。買い付け価格は4日終値の445円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、日本創発Gは5日に買い付けを実施し、51万8000株を取得した。

●ストップ高銘柄
 ユーラシア旅行社 <9376>  770円   +100 円 (+14.9%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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