外為サマリー:ドル買い続かず150円20銭台に軟化
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5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円23銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円59銭前後と前日に比べて1円00銭弱のドル高・円安で取引を終えた。日銀の12月会合での追加利上げ観測が後退するなか一時151円23銭まで上伸したが、同日に発表された米経済指標が弱い内容だったことが重荷となった。 この日の東京市場のドル円相場は堅調にスタートし、朝方には150円77銭をつける場面があった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が4日のイベントで「米経済は9月に利下げを開始した当初よりも力強く推移しているため、FRBは更なる利下げに慎重になる可能性がある」と述べたことがドルの買い手掛かりとなったようだ。ただ、パウエル議長は12月会合での追加利下げを否定した訳ではなく、投資家は一段のドル買いに慎重姿勢。上値の重さが意識されるかたちで、午前9時50分ごろには150円20銭台に軟化した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0514ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0006ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=157円95銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS