話題株ピックアップ【昼刊】:良品計画、ディーエヌエ、ニトリHD
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■良品計画 <7453> 3,325円 +175 円 (+5.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位 良品計画<7453>が大幅高で6日続伸し年初来高値を更新している。3日の取引終了後に発表した11月度の国内売上高情報で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比19.2%増と10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。11月の無印良品週間中の売り上げが、前年に比べて日数こそ減ったものの前年実績を上回った。また、セール期間終了後も引き続き生活雑貨が好調を持続したほか、気温低下とともに衣服・雑貨が伸長した。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同26.7%増だった。 ■ディー・エヌ・エー <2432> 2,557円 +119.5 円 (+4.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率9位 ディー・エヌ・エー<2432>が急伸し、年初来高値を更新した。同社は3日、フィギュア製造大手のグッドスマイルカンパニー(東京都千代田区)との共同出資による新会社を設立したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。2日付で設立した新会社「ディー・スマイル(DeSMILE)」ではスポーツやアニメ、マンガ、ゲーム領域におけるグッズやフィギュアの企画製造事業を展開。スポーツ領域では横浜DeNAベイスターズや川崎ブレイブサンダース、SC相模原のグッズ企画製造を支援するほか、エンターテインメント領域においても多様なキャラクターのグッズ・フィギュアの商品企画や製造に取り組む。出資比率はディーエヌエが51%でグッドスマイルカンパニーが49%となる。 ■ニトリホールディングス <9843> 19,945円 +595 円 (+3.1%) 11:30現在 ニトリホールディングス<9843>が続伸している。3日の取引終了後に発表した11月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比11.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。テレビCM効果や気温の低下、ニトリ57周年記念創業祭などにより、キッチン、リビングルーム家具、家電、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同12.6%増だった。 ■任天堂 <7974> 9,184円 +244 円 (+2.7%) 11:30現在 任天堂<7974>は8連騰と異彩を放つ上値追いで上場来高値を約5カ月ぶりに更新した。きょうの高値9210円まで8営業日で株価水準を1000円以上も切り上げている。サウジ系ファンドが保有する同社株売却の動きが一巡したという観測に加え、「ニンテンドースイッチ」の後継機が来年早々にも発表され、春先に販売されるとの思惑が株価の刺激材料となっているもようだ。ソニーグループ<6758>のKADOKAWA<9468>への買収提案を契機に、「任天堂のIP(知的財産)関連分野における展開力を改めて評価する機運が高まっている」(ネット証券アナリスト)との見方も示されている。 ■精工技研 <6834> 4,945円 +130 円 (+2.7%) 11:30現在 精工技研<6834>の上値追い鮮明、一時185円高に買われ5000円大台に乗せた。時価は2006年1月以来約19年ぶりの高値圏に浮上している。光通信用デバイスと自動車部品用金型を収益の2本柱とするが、光学技術と精密加工技術を融合させた同社ならではの商品開発力が注目されている。生成AI市場の急拡大を背景としたデータセンター建設ラッシュでは、同社の光通信用コネクターや検査装置などへの引き合いが活発化している。また、中期的にはデータセンターで使用する電力量の膨大化が課題となっており、光電融合技術分野に期待が高まっている。光電融合とは電気信号を扱う回路と光信号を扱う回路を融合する技術で、具体的にはこれまで電気で行なっていた演算処理を、光を用いた処理に置き換えることで画期的な省電力化を実現する。世界的なデータセンター増設のカギを握る可能性があり、同社も同分野での研究開発を進めている。 ■ユナイテッドアローズ <7606> 2,648円 +59 円 (+2.3%) 11:30現在 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸している。3日の取引終了後に発表した11月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比13.7%増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。シャツ、カットソー、ジャケット、パンツ、ワンピースなどが堅調に推移したことに加えて、気温低下により冬物アウターの動きが目立った。なお、全社売上高は同19.4%増だった。 ■エービーシー・マート <2670> 3,209円 +69 円 (+2.2%) 11:30現在 エービーシー・マート<2670>が4日続伸している。3日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比14.7%増と33カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。11月は気温低下によりブーツやアウター類が好調だったほか、北日本を中心に積雪による需要があった。また、1週間後ろ倒しで実施したブラックフライデーセールは集客が多く、売り上げは好調に推移した。なお、全店売上高は同14.6%増だった。 ■ファーストリテイリング <9983> 52,090円 +400 円 (+0.8%) 11:30現在 ファーストリテイリング<9983>が続伸している。3日の取引終了後に発表した11月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比12.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。気温が低下したことで冬物商品の販売が好調だったことに加えて、40周年感謝祭やコラボ商品の販売も好調だった。内訳では客数が同7.2%増、客単価も同4.7%増となった。 ■ホシデン <6804> 2,209円 -200 円 (-8.3%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位 ホシデン<6804>が4日ぶりに大幅反落している。3日の取引終了後、ユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を海外市場で発行し、100億円を調達すると発表した。1株利益の希薄化を懸念した売りが優勢となっている。2031年満期の7年物で、行使期間は25年1月6日から31年12月5日。転換価格は2770円で、10月末時点の自己株式を除く発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は6.92%となる見込み。同時にホシデンは、取得総数150万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.88%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いを決議した。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ホシデンは4日朝、124万5300株について前日終値の1株2409円で買い付けを行った。ユーロ円CB発行により調達した資金は、機構部品・音響部品の製造における自動化・省人化に向けた設備投資・更新や、ベトナムでの新工場建設、今回の自社株買いに充てる。 ■内田洋行 <8057> 6,550円 -400 円 (-5.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率6位 内田洋行<8057>は安い。3日取引終了後に25年7月期第1四半期(7月21日~10月20日)の連結決算を発表。売上高が前年同期比1.2%減の525億6300万円、営業利益が同48.6%減の15億3700万円となっており、これが嫌気されている。インボイス制度対応のシステム改修案件の集中や教育ICTでの大型案件があった前年同期の反動が出た。会社側では想定通りの進捗としており、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約が順調に拡大したほか、各種案件も好調だった。通期の増収増益見通しは据え置いた。 ■月島ホールディングス <6332> 1,472円 -38 円 (-2.5%) 11:30現在 月島ホールディングス<6332>は反落している。3日の取引終了後、既存株主を売り出し人とする522万8600株の売り出しと78万4200株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いているようだ。一部株主と政策保有株式の相互保有の解消に合意したことに加えて、認知度の向上や投資家層の多様化、株式の市場流動性向上を実現し、ひいては企業価値向上につなげることが目的。売出価格は12月11日~17日のいずれかの日に決定する。同時に上限を120万株(発行済み株数の2.75%)、または18億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は25年1月9日から26年1月8日までで、株主還元水準の向上及び資本効率の改善のほか、株式の売り出し実施に伴う株式需給への影響を緩和するのが狙いとしている。 ■ANAホールディングス <9202> 2,871.5円 -44.5 円 (-1.5%) 11:30現在 ANAホールディングス<9202>や日本航空<9201>が軟調推移。日本空港ビルデング<9706>やHANATOUR JAPAN<6561>などインバウンド関連の一角が売られている。韓国で3日夜、大統領により「非常戒厳」が宣言された。4日未明には韓国国会で解除要求決議案が可決され、戒厳令は解除されたが、政局の混迷を受けて韓国ウォンは急落した。4日、韓国政府は必要であれば無制限の流動性を金融市場に注入する用意があると表明。韓国の中央銀行の臨時会合が同日午前9時に開催されることとなった。もっとも金融市場では韓国の政局と東アジア情勢を巡る先行き不透明感が引き続き意識されている。東京市場で空運株やインバウンド関連株に対しては、日韓間での渡航需要が落ち込む可能性を警戒した売りが出たようだ。 ■GFA <8783> 321円 +61 円 (+23.5%) 一時ストップ高 11:30現在 GFA<8783>に物色人気が集中している。3日取引終了後、子会社を通じてビットコインを中心とした暗号資産に投資を行い、売買を通じて収益を目指すディーリング事業を開始すると発表。これが買い材料視されている。来年1月から事業を本格運用する予定。会社側によると、WEB3.0やメタバース事業にいち早く参入してきた経緯があり、さまざまな暗号資産の最新情報が手に入る環境にあるため、実際のディーリングが実施できる人員体制が整備された段階で同事業の本格参入を検討していたという。 ■アイズ <5242> 1,854円 +253 円 (+15.8%) 11:30現在 アイズ<5242>が急動意。3日取引終了後、医薬品医療機器法(薬機法)などの規制に対する生成AIによる法令チェックツールをリリースすると発表した。同社が運営するクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」で10日から同ツールの使用を始める。トラミー会員が入力したテキストや写真の違反された表現を生成AIが発見、修正するという。これが材料視されている。 ■TOKYO BASE <3415> 309円 +23 円 (+8.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 TOKYO BASE<3415>が急動意、カイ気配スタートで7月5日以来約5カ月ぶりとなる300円台を回復した。衣料品セレクトショップを運営し、ファッション性の高い若年層をターゲットとした「STUDIOUS」や、国内ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開する。足もとの業績は重衣料アウターを中心に好調に推移しており、3日取引終了後に発表した11月の既存店売上高は前年同月比10.7%増と2ケタ増収で7カ月ぶりに前年実績を上回った。これを評価する買いが株価を押し上げている。 ●ストップ高銘柄 BTM <5247> 3,700円 +700 円 (+23.3%) ストップ高 11:30現在 THECOO <4255> 765円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 11:30現在 リビン・テクノロジーズ <4445> 2,070円 +400 円 (+24.0%) ストップ高買い気配 11:30現在 以上、3銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース