ディスコは売り買い錯綜、エヌビディア株を横目に強弱観対立で75日線巡る攻防に

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 ディスコ<6146.T>が反落。4万1000円台近辺で売り買いを交錯させているが、足もとではやや売り優勢。売買代金は全上場企業のなかで連日トップを続けている状況にあり、マーケットの同社株に対する関心の高さを反映している。米国では半導体セクターへの利益確定売り圧力が顕在化している。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は今月18日の直近安値(ザラ場ベース)を下回り、中期トレンドの下降転換に対する警戒感が強まりつつある。特に、牽引役を担ってきたエヌビディア<NVDA>の株価が8~10月決算発表後に変調をきたしており、これが東京市場でもAI用半導体向け比率の高い勝ち組に位置付けられていた半導体製造装置関連銘柄への持ち高調整の売りを誘導している。そのなか、生成AI分野に照準を合わせた経営戦略を標榜しているディスコは、上値の重さに嫌気した売りと押し目買いニーズが錯綜している状況だ。テクニカル的には4万円大台ラインを横に走る75日移動平均線を巡る攻防で、ここを維持できるかどうかが目先の注目ポイントとなっている。

出所:MINKABU PRESS

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