話題株ピックアップ【昼刊】:三井E&S、LAホールデ、サッポロHD

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■三井E&S <7003>  1,645円   +149 円 (+10.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 三井E&S<7003>が朝安後に切り返し、急伸した。同社は26日、米国の港湾荷役会社であるインターナショナル・トランスポーテーション・サービス(ITS)より、カリフォルニア州ロングビーチ港向けに、ニアゼロエミッション型タイヤ式門型クレーン8基を受注したと発表し、材料視されたようだ。中国製クレーンに対するサイバーリスク管理対策について米国政府が指令文書を公表して以降、米国向けでは初の受注案件となる。これまで同社はITSに岸壁用コンテナクレーン約20基、タイヤ式門型クレーン約40基を納入している。今回の受注は2023年に納入したクレーン5基と同型で、将来のゼロエミッション化を見据えたクレーンという。

■LAホールディングス <2986>  5,870円   +310 円 (+5.6%)  11:30現在
 LAホールディングス<2986>が大幅続伸している。午前10時ごろ、24年12月期の連結業績予想について、売上高を389億円から430億円(前期比36.5%増)へ、営業利益を60億円から72億円(同29.7%増)へ、純利益を37億1000万円から45億円(同36.7%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を240円から290円へ引き上げたことが好感されている。商品の高付加価値化による各案件の収益性の向上に加えて、事業化案件数の増加などが売上高・利益を押し上げるという。

■K&Oエナジーグループ <1663>  3,090円   +120 円 (+4.0%)  11:30現在
 K&Oエナジーグループ<1663>が5日移動平均線を足場に底値圏から急浮上の気配をみせるほか、伊勢化学工業<4107>なども大きく水準を切り上げる動きをみせている。このほかエヌ・ピー・シー<6255>やフジプレアム<4237>、ヒラノテクシード<6245>といったペロブスカイト太陽電池関連に位置付けられる銘柄が軒並み動意含みの展開となっている。脱炭素社会が進むなか次世代太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池だが、直近では経済産業省が2040年に原発20基分に相当する20ギガワットまで高める目標を検討していると伝えられ、これが関連株を強く刺激する材料となっている。年度内に見直す「エネルギー基本計画」に反映させるとも報じられており、中小型材料株物色の流れに乗るテーマとして急浮上している。

■コジマ <7513>  1,094円   +39 円 (+3.7%)  11:30現在
 コジマ<7513>が3日続伸となっている。同社は25日取引終了後、29年8月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。単独営業利益目標を90億円(24年8月期実績は63億5900万円)としていることが評価されているようだ。29年8月期の単独売上高目標は3150億円(同2698億6800万円)に設定。重点戦略として「店舗ブランド力強化」「人時生産性向上」「成長事業における収益拡大」「資本効率向上」を掲げている。

■サッポロHD <2501>  8,662円   +305 円 (+3.7%)  11:30現在
 サッポロホールディングス<2501>が年初来高値を更新した。シンガポールに拠点を置く投資会社の3Dインベストメント・パートナーズが、サッポロHD株の買い増しに動いていたことが25日の取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、3Dの保有割合は17.14%から18.16%に上昇した。報告義務発生日は18日。保有目的は「純投資及び状況に応じて、経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」としている。

■しまむら <8227>  8,303円   +273 円 (+3.4%)  11:30現在
 しまむら<8227>が続伸している。25日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の月次売上速報で、主力のしまむら既存店売上高は前年同月比4.7%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。重点催事で打ち出した商品や、JB(共同開発ブランド)「SEASON REASON」が総じて好調なアウター衣料が売り上げを伸ばした。また、気温に左右されにくい、インフルエンサーコラボ企画商品やキャラクター商品、通季の肌着やバッグ、スニーカー、パンプスなどの実用商品も伸長した。なお、全店売上高は同4.8%増だった。

■朝日工業社 <1975>  1,917円   +53 円 (+2.8%)  11:30現在
 朝日工業社<1975>が全般地合い悪の間隙を縫って無類の強さを発揮、目先筋の売り物を吸収し一時76円高の1940円まで駆け上がった。今月13日にマドを開けて買われたあともほぼ一本調子に下値を切り上げており、連日の年初来高値更新で時価は1991年以来33年ぶりの高値圏をまい進中だ。データセンター大型案件の旺盛な需要を獲得し業績は絶好調。25年3月期は営業利益段階で前期比31%増の60億円を予想し、91年3月期以来の過去最高利益更新が見込まれている。今後も収益成長トレンドが続く公算は大きく、PERや配当利回りから依然として割安感が際立っていることが投資資金攻勢の背景にある。

■ゲオホールディングス <2681>  1,621円   +39 円 (+2.5%)  11:30現在
 ゲオホールディングス<2681>が反発している。午前11時ごろに12月の新規出店を発表しており、国内外で「セカンドストリート」11店舗、「ゲオモバイル」3店舗、「ラックラック」2店舗、「カプセル楽局」4店舗の計20店舗をオープンするとしたことから、11月に続く20店舗規模の新規出店が好材料視されている。

■富士製薬工業 <4554>  1,511円   +30 円 (+2.0%)  11:30現在
 富士製薬工業<4554>が7連騰。同社は25日の取引終了後、中期経営計画を策定したと発表した。女性医療やバイオシミラー事業、グローバルCMO(医薬品製造受託)事業を軸に成長を図り、29年9月期に売上高を800億円(24年9月期実績は416億3800万円)、営業利益を100億円(同38億8000万円)に伸ばす目標を掲げており、好感されたようだ。ROE(自己資本利益率)については10.0%(同5.9%)に高める計画。29年9月期までの5年間の無形資産投資額は390億円を見込む。企業価値の向上により、PBR(株価純資産倍率)を早期に1倍以上とすることを目指す。

■PAコンサル <4071>  1,668円   +33 円 (+2.0%)  11:30現在
 プラスアルファ・コンサルティング<4071>が大幅反発している。午前9時ごろ、しんきん情報システムセンター(東京都中央区)が提供するネットワークサービス「Face To Faceネット(クラウド接続サービス)」を通じて「タレントパレット」の提供を開始すると発表しており、好材料視されている。「Face To Faceネット(クラウド接続サービス)」を通じてタレントパレットを提供することにより、セキュリティー要件の厳しい信用金庫内システムなどからも安全にサービスを利用できるようになるという。また、接続元のIPアドレス制限を実施することで、安全なセキュリティー状況下でタレントマネジメントシステムを利用することが可能になるとしている。

■新日本科学 <2395>  1,549円   +30 円 (+2.0%)  11:30現在
 新日本科学<2395>が続伸している。この日の寄り前、米子会社が現地時間25日、米国食品医薬品局から経鼻偏頭痛薬STS101に関する新薬承認再申請書を受理した旨の通知を受け取ったと発表しており、好材料視されている。FDAが定めた新たな審査終了目標日は25年4月30日。なお、同件による業績への影響は業績予想に織り込み済みとしている。

■スタンレー電気 <6923>  2,602.5円   +49.5 円 (+1.9%)  11:30現在
 スタンレー電気<6923>が堅調。25日の取引終了後、三菱電機<6503>傘下の三菱電機モビリティと、次世代車両を対象としたランプシステム事業に関する合弁会社を設立することで基本合意したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。スタンレーが持つ車載用ランプでの光学制御システムと、三菱電機モビリティの先進制御システム技術を生かし、付加価値の高い製品の提供を目指す。合弁会社はスタンレーがマジョリティ株主となることを想定。来年3月ごろの最終契約の締結を予定する。

■リコー <7752>  1,718.5円   +30.5 円 (+1.8%)  11:30現在
 リコー<7752>は3日続伸。25日取引終了後、25年3月期連結業績予想について純利益を380億円から445億円(前期比0.7%増)へ上方修正すると発表した。中国子会社の深セン市福田区から東莞市への移転に伴う跡地の再開発が遅延していたことに関し、提携協議書を結んでいた現地不動産ディベロッパーなどからの違約金の額が確定したため。なお、売上高見通しに変更はない。この発表が好感されている。

■アークランズ <9842>  1,696円   +6 円 (+0.4%)  11:30現在
 アークランズ<9842>がしっかり。25日の取引終了後、ジョイフル本田<3191>が行う株式売り出しに売出人の一社として参加するのに伴い、25年2月期第3四半期に投資有価証券売却益24億1900万円を営業外収益として計上すると発表しており、好材料視されている。なお、同件が通期業績に与える影響は他の要因も含めて精査中としている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,743円   -128 円 (-6.8%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 エイチ・アイ・エス<9603>は大幅反落。25日取引終了後、子会社のナンバーワントラベル渋谷が雇用調整助成金を不正受給していた疑いがあるとして、東京労働局による調査を受けていることを明らかにした。これに伴い、12月13日に予定していた24年10月期通期決算発表を延期するとしており、先行き不透明感を嫌気した売りが出ている。会社側では、初期的な社内調査や外部専門家の助言に基づき、子会社に不正受給があった可能性は極めて高いとしている。グループ全体でも雇調金の受給に関して問題が生じていなかったか確認するため、外部専門家に調査・分析を依頼し、その進捗を自主的に東京労働局に報告しているという。

■ダイワ通信 <7116>  1,482円   +300 円 (+25.4%) ストップ高   11:30現在
 ダイワ通信<7116>が続急伸している。25日の取引終了後、業務DX(デジタルトランスフォーメーション)ロボットの開発を手掛けるugo(東京都千代田区)と共同で開発に取り組む警備ロボットに関し、オリックス<8591>傘下のオリックス不動産の複合施設「クロスゲート金沢」において、夜間警備用で試験導入することとなったと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ugoのロボットに画像解析による行動検知が可能なダイワ通信のエッジAI端末「IWA BOX」を搭載した。試験導入の結果を踏まえて更に開発を進め、2025年3月のAI警備ロボットの販売開始を目指す。

■くろがね工作所 <7997>  897円   +150 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 くろがね工作所<7997>がストップ高の897円水準でカイ気配となっている。25日の取引終了後、無配を予定していた24年11月期の配当予想について期末一括20円を実施すると発表したことが好感されている。同社は前期まで6期連続で営業損失を計上していることから5期連続で無配を継続していたが、今期の業績見通しを踏まえて、安定的な配当の継続の実現に向けた体制が整いつつあると判断したため6期ぶりに復配するという。同時に、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、24年11月期第4四半期に投資有価証券売却益5500万円を特別利益として計上すると発表した。業績への影響は他の要因も含めて精査中としている。

●ストップ高銘柄
 萬世電機 <7565>  4,725円   +700 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 クシム <2345>  357円   -80 円 (-18.3%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

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