外為サマリー:一時153円80銭台に軟化、米財務長官人事を受けた米金利低下が影響

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為替

 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円21銭前後と前週末の午後5時時点に比べて50銭程度のドル安・円高となっている。

 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円78銭前後と前日に比べて25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された11月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が強い内容だったことを受けて一時155円02銭まで上伸した。

 ただ、この日の東京市場のドル円相場は時間外取引で米長期金利が低下していることからドル売り・円買いが優勢。トランプ次期米大統領が財政規律重視派とされるスコット・ベッセント氏を次期財務長官に指名したことで、米国のインフレやドル高圧力が弱まるとの見方が背景にあるようだ。日銀の早期利上げ観測が根強いこともあり、午前9時10分すぎには153円82銭まで下押す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0481ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=161円63銭前後と同60銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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