外為サマリー:一時153円90銭台に軟化、日銀の12月利上げを意識
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22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円34銭前後と前日の午後5時時点に比べて55銭程度のドル安・円高となっている。 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円54銭前後と前日に比べて90銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ウクライナとロシアを巡る地政学リスクが高まるなか、安全通貨とされる円が選好され一時153円91銭まで軟化した。 この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。また、総務省が朝方発表した10月の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数の上昇率が前年同月比2.3%と市場予想(2.2%)を上回ったことから日銀による12月利上げが意識されたこともあり、午前9時10分ごろには153円97銭をつける場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0476ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=161円67銭前後と同1円55銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS