フェニクスB急反発、ALTの測定用マーカーペプチドに関する特許査定を受領
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フェニックスバイオ<6190.T>が急反発。一時前日比13.7%高の407円まで上値を伸ばした。21日の取引終了後、「ALT1及びALT2の測定用マーカーペプチド」に関する発明が日本で特許査定されたと発表しており、これが好感されている。 ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)はGPTとも呼ばれる主に肝臓に多く含まれる酵素で、障害マーカーとして広く利用されている。今回の特許は、主力製品であるPXBマウスや病態モデルマウスなどのキメラマウスにおいて、ヒトALTとマウスALTのわずかな違いをLC-MS/MS(液体クロマトグラフィーとタンデム型質量分析装置を組み合わせた分析)で測り分けることに成功しており、従来の方法では困難であったマウス及びヒト由来のALT1及びALT2を同時に定量することを可能とするもの。同発明により、創薬における安全性評価において、ヒト肝細胞キメラマウスへ薬剤を投与した後に、薬剤による毒性の由来及び毒性が生じている臓器をより精度良く予測できることが期待されるという。 出所:MINKABU PRESS