外為サマリー:一時154円90銭台に軟化、米金利の上昇一服と株安が影響
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21日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=155円07銭前後と前日の午後5時時点に比べて60銭弱のドル安・円高となっている。 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円44銭前後と前日に比べて80銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが緩やかなものになるとの見方が多く、米金利の先高観を背景に155円台半ばを中心に推移した。 ただ、ウクライナとロシアを巡る地政学リスクの高まりから安全通貨とされる円を選好する動きもあり、この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開。時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることもドルの重荷となっているようだ。こうしたなか、日経平均株価が下げ幅を広げるにつれてリスク回避目的のドル売り・円買いが流入し、午前9時30分すぎには154円93銭まで下押す場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0545ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円54銭前後と同1円10銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS