20日の米株式市場の概況、NYダウ5日ぶり反発 ウクライナ情勢は重荷
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20日の米株式市場では、NYダウが前日比139.53ドル高の4万3408.47ドルと5日ぶりに反発した。エヌビディア<NVDA>の決算発表前とあって様子見ムードが広がるなか、医薬品や原油関連の一角に買いが入った。ウクライナが英国製巡航ミサイルをロシアの軍事施設に向けて発射したと伝わったことは、全体相場の重荷となった。引け後に発表されたエヌビディアの決算は市場予想を上回る内容だったが、時間外取引で同社株は下落している。 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やアムジェン<AMGN>、ウォルト・ディズニー<DIS>が上伸。シェブロン<CVX>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、ウォルマート<WMT>が買われ、イーライ・リリー<LLY>が上昇指向を強めた。また、キーサイト・テクノロジーズ<KEYS>が急伸し、レモネード<LMND>とウィリアムズ・ソノマ<WSM>が大幅高となった。半面、ホーム・デポ<HD>やビザ<V>、JPモルガン・チェース<JPM>が軟調推移。フォード・モーター<F>が売られ、ターゲット<TGT>が急落した。 ナスダック総合株価指数は21.325ポイント安の1万8966.143と3日ぶり小反落。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やテスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が冴えない展開。クアルコム<QCOM>とワークホース・グループ<WKHS>が下値を探った。一方、アップル<AAPL>とメタ・プラットフォームズ<META>がしっかり。アーム・ホールディングス<ARM>が底堅く、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が堅調だった。 出所:MINKABU PRESS