米外為市場サマリー:155円台半ばで推移、米金利の先高観からドル堅調

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為替

 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円44銭前後と前日に比べて80銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円88銭前後と同2銭程度のユーロ高・円安だった。

 米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが緩やかなものになるとの見方などを背景に、時間外取引で米長期金利が上昇したことがドルの支援材料となり、ドル円相場は欧州市場で155円89銭まで上伸する場面があった。ニューヨーク市場ではウクライナとロシアを巡る地政学リスクの高まりからドルの上値が重くなったものの、米金利の先高観から下値は限定的。ボウマンFRB理事がインフレ抑制の進展が滞っているとして「更なる利下げには慎重な姿勢で臨みたい」との認識を示したことや、クックFRB理事が講演で「時間をかけて政策金利を中立姿勢に近づけていくのが適切になりそうだ」と述べたことがドルを支え155円台半ばを中心に堅調に推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0544ドル前後と前日に比べて0.0050ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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