外為サマリー:154円90銭台に上伸、ゴトー日に伴うドル需要を意識
投稿:
20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円92銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭弱のドル高・円安となっている。 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円66銭前後と前日に比べて横ばい。ウクライナとロシアを巡る地政学リスクの高まりから日本時間夕方には153円29銭まで下押す場面もあったが、ロシアのラブロフ外相が「核戦争が起きないというのがロシアの立場だ」との認識を示したことが伝えられると投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した。 米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退していることがドルの支えとなっている面もあり、この日の東京市場のドル円相場は堅調な展開。きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業など実需筋のドル買い需要が意識されやすく、午前9時50分ごろには154円94銭をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0600ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=164円21銭前後と同75銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS