米外為市場サマリー:日銀の早期追加利上げ観測後退で一時155円30銭台に上伸
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18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円66銭前後と前週末に比べて35銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円93銭前後と同1円30銭弱のユーロ高・円安だった。 この日の記者会見で日銀の植田和男総裁が「経済・物価が足元で見通し通りに進捗し、2026年度までの見通し期間後半の見通しが実現する確度がある程度高まるという自信が得られれば次のステップに移る」などと述べ、利上げを急ぐような発言がなかったことから早期の追加利上げ観測が後退し、円が売られやすかった。また、前週に発表された経済指標で米景気の底堅さが示されたことなどを背景に、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退していることがドル買いを促し、ドル円相場は一時155円36銭まで上伸した。ただ、その後は米長期金利の低下が重荷となるかたちでドルの上値が重くなった。一方、足もとでユーロ安・ドル高が進んでいたため、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが入りやすかった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0598ドル前後と前週末に比べて0.0060ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS