前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■サンバイオ <4592> 893円 (-127円、-12.5%) サンバイオ <4592> [東証G]が4日続急落。前週末15日取引終了後、厚生労働省から7月に条件・期限付き承認を取得した「アクーゴ脳内移植用注」の出荷のための承認条件に関わる1回目の製造結果について不適合になったと発表。これが売り材料視された。不適合となったのは一つの規格値のみで、審査で課題とされた指標である収量を含む他の規格値は全て適合となり、特性解析結果も治験製品と同等の成績を得たという。製造方法自体は確立し承認されているため既に2回目の製造を開始しており、規格に適合する製造結果を2回分得た後に一部変更申請を行い、その後の一部変更承認の取得を目指すとした。 ■ジョイ本田 <3191> 1,766円 (-217円、-10.9%) 東証プライムの下落率トップ。ジョイフル本田 <3191> [東証P]が3日続急落。前週末15日取引終了後、既存株主による751万3300株の売り出しと、上限112万6900株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。売り出し価格は25日から28日までのいずれかの日に決定する。この発表を受け、株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となった。あわせて、取得上限210万株(自己株式を除く発行済み株数の3.37%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するため。 ■あおぞら銀 <8304> 2,521円 (-198.5円、-7.3%) 東証プライムの下落率5位。あおぞら銀行 <8304> [東証P]が急反落。前週末15日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算で、最終利益が119億1900万円(前年同期比1.1%減)と減益となったことが嫌気された。コーポレートローン・円安局面を捉えたデリバティブ販売やLBOファイナンス・環境ファイナンスなどの収益が寄与し、資金利益は増加したものの、純投資株式にかかる売却益の減少や、前年同期に計上した海外株式売却益の剥落などが響いた。なお、25年3月期通期業績予想では、最終利益は180億円(前期499億400万円の赤字)を見込む。 ※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース