「バイオ航空燃料」が17位にランクイン、国のバイオ燃料車拡大方針で関心が波及<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「バイオ航空燃料」が17位にランクインした。

 経済産業省は11日、2030年代のできるだけ早期に、乗用車の新車販売におけるバイオ燃料対応車の比率を100%とすることを目指す方針を発表した。乗用車から排出される二酸化炭素(CO2)削減につなげるのが狙いで、今後具体的な行動計画を作成し、制度や支援など必要な環境を整備する。

 これを受けて、同じくバイオ燃料である「バイオ航空燃料」への関心も高まっている。バイオ航空燃料は、持続可能な航空燃料(SAF)の一種で、微細藻類や木質系セルロース(木材チップ、製材廃材など)といったバイオマス原料をもとに製造される航空燃料のこと。従来の航空燃料に比べてCO2など温室効果ガスの排出を大幅に削減するほか、既存のインフラをそのまま活用できる点から注目されている。経産省は30年度から石油元売り各社に航空向けのバイオ燃料「SAF」の供給を義務づける方針にあり、バイオ燃料車の話題と合わせて注目されやすい。海外では既に原料の獲得競争が激しさを増しており、国内でも争奪戦激化から関連銘柄の裾野も広がりそうだ。

 この日の関連銘柄の動きでは、石油資源開発<1662.T>、日揮ホールディングス<1963.T>、ユーグレナ<2931.T>が上昇している。

出所:MINKABU PRESS

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