★本日の【イチオシ決算】 EMシステム、エムアップ、三菱UFJ (11月14日)
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※決算発表の集中期間は本日で終了となります。 15日から「★本日の【サプライズ決算】 速報」は<17時>に配信します。 1)本日(11月14日)引け後に発表された決算・業績修正 ●イチオシ決算 【EMシステム <4820> [東証P]】 ★今期経常を41%上方修正・7期ぶり最高益、配当も13円増額 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の31.9億円→45億円に40.7%上方修正。増益率が11.5%増→56.9%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。医療DXの普及を背景に、電子処方箋と関連オプションソフトの導入設置がチェーン薬局を中心に加速していることを反映した。 一方、特別損失の計上を踏まえ、最終利益は従来予想の21.6億円→19.7億円に下方修正した。 併せて、年間配当を従来計画の16円→29円(前期は14円)に大幅増額修正した。 ●サプライズな決算発表・業績修正 オイシックス <3182> [東証P] ★上期経常が57%増益で着地 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比57.2%増の36.7億円に拡大して着地。シダックスグループの連結子会社化による業績上積みに加え、BtoCサブスクにおける商品原価や物流・配送コストの改善効果も寄与し、大幅増収増益を達成した。 ビーロット <3452> [東証S] ★1-9月期(3Q累計)経常は62%増益・通期計画を超過 ◆24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比61.5%増の63億円に拡大して着地。不動産投資開発事業でコロナ禍以前から保有していたホテルを引き渡したことが業績拡大に大きく貢献したほか、不動産コンサルティング事業、不動産マネジメント事業も収益を伸ばした。 通期計画の50.6億円をすでに24.5%も上回っており、業績上振れが期待される。 エムアップ <3661> [東証P] ★今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の34億円→39億円に14.7%上方修正。増益率が18.6%増→36.0%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コンテンツ事業で新規ファンクラブの開設や既存ファンクラブでの新規会員獲得が進み、有料会員数が大きく増加することが寄与。電子チケット事業でチケットの取り扱い枚数、eコマースでの商品取り扱いが好調に推移していることも織り込んだ。 アイビーシー <3920> [東証S] ★今期経常は17%増で2期連続最高益、4円増配へ ◆24年9月期の連結経常利益は前の期比75.6%増の4.1億円に拡大して着地。続く非連結決算に移行する25年9月期の同利益も前期連結比17.3%増の4.8億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は主力のライセンス事業で自社開発のシステム情報管理・性能監視ソフトウェア「System Answer」が自治体や製造業を中心に新規ユーザが増えたことなどが収益拡大につながった。物販事業の売上が大きく伸びたことも寄与した。今期も「System Answer」の新規ユーザ獲得などで大幅増収を見込む。 同時に、累進配当を導入すると発表。それに伴い、今期の年間配当は前期比4円増の12円に増配する方針を示した。 ヘッドウォ <4011> [東証G] ★今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の2億2900万円→2億9700万円に29.7%上方修正。増益率が2.3倍→3.0倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。アライアンス戦略や生成AI案件比率が増加したことによる案件規模の拡大、原価低減策の推進によって売上総利益が計画を上回ることが要因。 ギフティ <4449> [東証P] ★24年12月期は初配当10円を実施へ ◆従来無配としていた24年12月期の期末一括配当は初配当となる10円を実施する方針とした。事業の順調な成長を踏まえ、株主への利益還元を実施する。今後は配当性向30%を目安に累進配当を行うとともに、利益成長に応じた増配を目指す方針。 同時に発表した1-9月期(第3四半期累計)の連結経常利益は前年同期比2.9%増の12.9億円で着地。法人向けデジタルギフト「giftee for Business」サービスでeギフトへの高い需要が継続した。 エニマインド <5027> [東証G] ★今期最終を17%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆24年12月期の連結最終利益を従来予想の13.5億円→15.8億円に17.0%上方修正。増益率が2.4倍→2.8倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。各事業セグメントの業績が好調に推移していることに加え、案件規模の拡大や生成AI活用による業務効率化の進展で生産性が向上することが要因。 ブランジスタ <6176> [東証G] ★今期経常は22%増で3期連続最高益更新へ ◆24年9月期の連結経常利益は前の期比57.1%増の9.4億円に拡大して着地。続く25年9月期も前期比21.8%増の11.5億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期もタレントを起用した企業プロモーション支援「アクセルジャパン」の成長が継続し、12.0%の増収を見込む。 鈴茂器工 <6405> [東証S] ★上期経常は2.3倍増益で上振れ着地 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の10.9億円に急拡大し、従来予想の9.4億円を上回って着地。省人化ニーズの継続や日本食の普及を背景に、北米や欧州を中心に海外売上高が大きく伸びたほか、国内ではご飯盛付けロボットの大手チェーン店への入替需要や新規出店に伴う需要が増加した。価格改定効果やコストコントロールの進展も大幅増益につながった。 ネットプロ <7383> [東証P] ★今期最終を58%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年3月期の連結最終損益を従来予想の6.5億円の黒字→10.3億円の黒字(前期は8.2億円の赤字)に57.9%上方修正し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。延滞事務手数料による売上増加に加え、未払いコントロールや請求業務の改善による原価抑制を織り込んだ。 三菱UFJ <8306> [東証P] ★今期最終を17%上方修正、配当も10円増額 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の1兆5000億円→1兆7500億円に16.7%上方修正。増益率が0.6%増→17.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。堅調な業績の進捗に加え、政策保有株式の売却進展に伴う株式売却益の増加も利益を押し上げる。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の50円→60円(前期は41円)に増額修正した。併せて、発行済み株式数の1.96%にあたる2億3000万株または3000億円を上限に自社株買いを実施するほか、11月29日付で2億7000万株を消却すると発表。 エイビック <9554> [東証G] ★今期経常は51%増で2期連続最高益更新へ ◆24年9月期の連結経常利益は前の期非連結比51.5%増の4.4億円に伸びて着地。続く25年9月期も前期比51.5%増の6.6億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はデジタルマーケティング事業でエンタープライズ分野を中心に新規顧客の獲得が継続的に進んだことが寄与した。今期もエンタープライズ分野の新規顧客獲得で大幅増収を見込むほか、獲得加速による顧客単価の上昇で利益率も向上する。 2)11月15日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算 ■取引時間中の発表 ◆本決算: <6233> KLASS [東S] <7839> SHOEI [東P] <9233> アジア航 [東S] ◆第3四半期決算: <4919> ミルボン [東P] ■引け後発表 ◆本決算: <4445> リビンT [東G] <8952> ジャパンRE [東R] ◆第2四半期決算: ★<8304> あおぞら銀 [東P] 合計7社 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。 株探ニュース