イオレ、今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で66%の赤字
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イオレ <2334> [東証G] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の最終損益(非連結)は5億7200万円の赤字(前年同期は1200万円の赤字)に赤字幅が拡大した。 併せて、通期の同損益を従来予想の5600万円の黒字→5億3300万円の赤字(前期は3600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を66.4%毀損する規模となった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終利益は前年同期比18.8%減の3900万円に減る計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の最終損益は5億2400万円の赤字(前年同期は3800万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-4.2%→-6.1%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 今期4月に営業力強化を企図した組織再編を行いました。積極的な営業活動を進めておりますが、計画の進捗に遅れが生じております。これに加えて、HRデータ事業においては、『求人検索エンジン』においては、サービス提供事業者のガイドラインの変更、審査の厳格化を要因とした非掲載化、コミュニケーションデータ事業においては、『らくらく連絡網』および『pinpoint』において、それぞれ継続取引の大口顧客案件の終了によりそれぞれ売上が減少いたしました。これらを要因とした売上高減少に伴う売上総利益の減少により、営業利益、経常利益についても前回予想を下回る見込みとなりました。 加えて、上記1に記載の通り、固定資産の減損損失にともなう特別損失の計上に伴い、当期純利益は、前回予想を下回る見込みとなりました。こうした状況を業績予想に織り込み、2024年5月14日に公表した業績予想における売上高・営業利益・経常利益・当期純利益をそれぞれ修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。