ピアラ、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配継続
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ピアラ <7044> [東証S] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は1億8000万円の赤字(前年同期は5億6300万円の赤字)に赤字幅が縮小した。 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の9700万円の黒字→8800万円の赤字(前期は9億8200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2億8200万円の黒字→9700万円の黒字(前年同期は8億9600万円の赤字)に65.6%減額した計算になる。 同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は500万円の黒字(前年同期は4億7700万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-6.7%→-1.0%に急改善した。 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高は新規クライアントの獲得が好調なことやマーケティングDX事業の取引社数増加に伴い前回発表予想を上回る見込みです。営業利益及び経常利益につきましては、売上高が好調な一方で、一部の新規クライアントでは粗利率が低く、改善施策を行うも時間を要している状況が続いていること、子会社に関しては販管費の削減等は進んでいるものの、事業展開の遅れにより当初想定していたよりも収益化が進んでいないことで、前回発表予想を下回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、当社の保有する投資有価証券の売却を進めているものの、売却先との協議に時間を要しており、2024年内に売却が完了するか予測することが困難であることからレンジで算定しております。