外為サマリー:一時156円10銭台へ上昇、約4カ月ぶりドル高・円安水準
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14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=156円02銭前後と前日午後5時時点に比べ90銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=164円55銭前後と同10銭程度のユーロ高・円安で推移している。 ドル円は、午前9時時点では155円40銭前後で推移していたが、その後、ドル買い・円売りが強まり、午後1時40分過ぎには156円13銭近辺まで上昇。約4カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。米下院選挙で共和党が多数派となることが確実となり、大統領と上下両院を共和党が制する「トリプルレッド」が実現する見通しとなった。トランプ大統領の財政拡張的な政策に実現性が高まるなか、時間外取引で米長期債は4.48%まで上昇し、日米金利差拡大の観測からのドル買い・円売りが流入した。ただ、156円台ではいったん利益確定売りも強まり、ドル買い一巡後は155円台後半に値を下げている。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0547ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。 出所:MINKABU PRESS