東海汽、今期経常を88%上方修正
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東海汽船 <9173> [東証S] が11月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は5.4億円の黒字(前年同期は3.1億円の赤字)に浮上して着地した。 併せて、通期の同損益を従来予想の2.4億円の黒字→4.5億円の黒字(前期は5.7億円の赤字)に87.5%上方修正した。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.4億円→10.5億円(前年同期は1.5億円)に24.8%増額し、増益率が5.5倍→6.8倍に拡大する計算になる。 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の11.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.9%→24.9%に急上昇した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2024年12月期の個別の通期業績予想につきましては、当社グループにとって最多客期である8月に襲来した台風7号及び10号の影響により伊豆諸島航路における乗船客数が当初見込と比べて減少し、通期の売上高及び各利益が減少する見込みです。一方、連結では比較的台風の影響が少なかった小笠原航路において乗船客数が好調に推移したことと、貨物船チャーター事業の増加が収益向上に寄与したため、各利益が前回予想を上回る見込みです。なお、今回公表した予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、今後、様々な要因により実際の業績等は予想数値と乖離する可能性があり、当社グループの業績に影響が見込まれる場合には、速やかに公表いたします。