日本化、今期経常を24%上方修正、配当も22円増額

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決算

 日本化学工業 <4092> [東証P] が11月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の23.9億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の29億円→36億円(前期は23.8億円)に24.1%上方修正し、増益率が21.7%増→51.1%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比18.1%減の12億円に減る計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→92円(前期は70円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比42.0%増の6.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.7%→6.9%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2025年3月期第2四半期累計期間の連結業績は、液晶や半導体向け及び通信向け、並びに一般工業向け等で需要の回復傾向が見られました。その結果、売上高は概ね予定通りに推移いたしました。また、比較的収益性の高い製品の売上が好調であったことや、一部棚卸資産の評価損減少による一過性の要因等もあり、各段階利益においては期初想定から大きく上振れて推移いたしました。しかしながら、下期におきましては、自動車や通信向け、半導体向けにつきまして、期初の想定と比較し需要の回復が弱く、依然として不透明な状況が継続しております。 以上を踏まえ、2025年3月期の業績見通しにつきましては、慎重な見通しを維持し、売上高は据え置くことといたしました。なお、各段階利益は、当第2四半期累計期間における一過性要因を含む業績を踏まえ、期初想定比で増加することを想定しております。

  当社は、株主重視の基本方針の下、安定的かつ継続して配当を行うことを経営上重要な施策の一つとして位置付けており、将来に向けての成長を目指した投資等に必要な内部留保資金を確保しつつ、配当を高める経営努力を続けております。2025年3月期におきましては、通期連結業績予想を引き上げたこと等に伴い、剰余金の配当(中間配当)を従来予想の1株当たり35円から11円増額して46円といたしました。同様に期末配当予想も従来予想の1株当たり35円から11円増額して46円とし、年間配当金は、前回予想及び前期実績から22円増配の1株当たり92円を予定しております。

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