GDO、1-9月期(3Q累計)最終は赤字転落で着地、24年12月期業績を未定に変更
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ゴルフダイジェスト・オンライン <3319> [東証P] が11月12日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は21.9億円の赤字(前年同期は1.3億円の黒字)に転落した。9月末時点で2.1億円の債務超過に陥った。 併せて、従来の通期業績予想(連結最終損益は6億円の赤字)を取り下げ、未定に変更した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は11.5億円の赤字(前年同期は1.4億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.4%→-1.2%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 海外セグメントの主戦場である米国のマクロ環境は、労働力不足の深刻化や、高インフレが続いたことで消費者が高額品や非必需品を買い控える動きがみられております。GOLFTEC事業につきましては、昨年ごろから顕在化したGOLFTEC店舗のコーチ不足を解消すべく、当期において積極的なコーチの採用、育成などを進め一定の効果を見せてまいりました。例年8月に実施する大型セールに向けて体制を整えてまいりましたが、マクロ環境の悪化等を背景に売上成長が限定的となったため、結果として先行した人件費負担等から当初の想定より営業損失が拡大しました。ゴルフ弾道測定器事業(SkyTrak関連事業)につきましては、昨今のマクロ環境の大きな変化を前に、その見通しを正確に予測することが非常に困難であります。また、外貨建金銭債権債務については年度末の為替レートを用いて算出しますが、最近の為替動向の大きな変化を背景に、最終的な為替差損益の予測が困難であります。これらの結果、通期連結業績の見通しに関しましては、一旦取り下げることとし、今後、合理的に予測可能となった時点で速やかに公表することといたします。 また、当第3四半期末時点において連結純資産額がマイナスとなっておりますが、当第4四半期において、為替レートの影響を最小限にとどめる施策を検討することに加え、特に海外セグメントでは1年のうちで最も業績が最大化する年末商戦において、需要獲得に向けて各種販促施策等を進めることにより、年度末の時点では債務超過の状態を解消する見通しであります。