ホットリンク、今期最終を51%下方修正
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ホットリンク <3680> [東証G] が11月11日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比98.0%減の500万円に大きく落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の9300万円→4600万円(前期は2億2600万円)に50.5%下方修正し、減益率が58.8%減→79.6%減に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億2500万円の赤字→1億7200万円の赤字(前年同期は7800万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は2億1300万円の赤字(前年同期は9700万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の7.4%→-8.3%に急悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社は、各事業における環境変化に対応するため、引き続き事業改善に向けた取り組みを行っておりますが、業績に影響を及ぼす要因が生じたため、連結業績予想を下方修正する運びとなりました。 主な要因は下記のとおりです。 SNSマーケティング支援事業において、X社の仕様変更による開発コストの増加や、物価高によるデータ利用料、広告制作費の高騰、来期以降の業容拡大に向けた積極的な人材採用による一時的な採用費の増加などによりコスト負担(19百万円)が増加しました。また「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」サービスの終了に伴い、固定資産の減損損失(15百万円)を計上しております。 DaaS事業において、一部のデータ提供元との契約終了および大口顧客の一部商品の解約に伴い、売上高が一時的に減少しました。また、AI関連やデジタルセキュリティ分野における新規商材の販売や新市場への展開を積極的に推進しておりますが、市場調査や製品開発等が当初の計画より時間を要しており利益貢献までには一定の期間が見込まれております。この影響により、営業利益は126百万円減少する見込みであります。 これらの要因により、営業利益は当初予想を下回り、この結果当期利益ならびに親会社に帰属する当期利益につきましても当初予想を下回る見込みであります。 (注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいております。実際の業績は、 様々な要因により予想数値とは異なる結果となる可能性があります。