クレハ、今期最終を一転28%減益に下方修正
投稿:
クレハ <4023> [東証P] が11月11日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比16.9%減の56.5億円に減った。 併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→70億円(前期は97.3億円)に30.0%下方修正し、一転して28.1%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比54.1%減の13.4億円に大きく落ち込む計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比21.9%減の27.8億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の9.4%→9.5%とほぼ横ばいだった。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上収益は、機能製品事業のリチウムイオン電池バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂 (PVDF)及びシェールオイル・ガスの掘削器具に使用するポリグリコール酸(PGA)等の販売が低調であり、前回予想を下回る見込みです。それに伴い、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する利益も前回予想を下回る見込みです。なお期末配当金は当初予想通りとしております。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。