三機工が後場に上げ幅急拡大、今期は一転最終増益の計画で配当予想を増額し好感
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三機工業<1961.T>が後場に上げ幅を急拡大。1990年以来の高値圏で推移している。11日午後2時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、最終利益予想をこれまでの88億円から116億円(前期比29.6%増)に引き上げた。減益予想から一転、最終増益を見込む。これまでの42円50銭を予想していた中間配当は55円で決定。期末配当予想も42円50銭から55円に増額修正しており、これらを好感した買いが入ったようだ。 今期の売上高予想は200億円増額して2450億円(同10.4%増)に修正した。大型繰越工事の進捗が期初の想定以上となる見込みで、工事採算の改善による影響なども踏まえた。通期の受注高予想については、都市再開発などのビル空調衛生分野やEV電池工場などの産業空調分野が堅調に推移していることなどを踏まえ、期初に公表した水準を200億円上回る2300億円を見込む。年間配当予想は110円となり、特別配当を含めた前期の年間配当と比べて25円の増配を予想する。 更に同社は、政策保有株式の縮減方針について公表。24年3月末時点から上場株式の銘柄数、金額ともに50%以上縮減し、28年3月末までに連結純資産の20%未満とする目標を掲げた。9月中間期の売上高は前年同期比18.4%増の1059億5000万円、最終利益は同3.2倍の44億5000万円だった。 出所:MINKABU PRESS