日清食HDが後場急落、海外事業減益となり9月中間期は増収減益
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日清食品ホールディングス<2897.T>が後場急落しマイナスに転じている。午後1時15分ごろに発表した9月中間期連結決算が、売上高3780億9000万円(前年同期比7.9%増)、営業利益416億7000万円(同7.2%減)、純利益290億5000万円(同9.2%減)と増収減益となったことが嫌気されている。 国内即席めん事業で日清食品、明星食品の2ブランドともに定番・価格コンシャス商品ともに好調に推移したほか、国内非即席めん事業で日清ヨーク、湖池屋が大幅増収となったものの、海外事業で米国の外部倉庫コストの増加や欧州持ち分法利益が減少した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高7850億円(前期比7.1%増)、営業利益760億~800億円(同3.6~9.0%増)、純利益545億~575億円(同0.6~6.1%増)の従来見通しを据え置いている。 同時に上限を620万株(発行済み株数の2.07%)、または200億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は11月12日から来年3月31日まで。また、今年11月29日付で自社株600万株(発行済み株数の1.94%)を消却するとしている。 出所:MINKABU PRESS