東洋建、上期経常が34%減益で着地・7-9月期も17%減益

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決算

 東洋建設 <1890> [東証P] が11月11日昼(12:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.7%減の24.3億円に落ち込み、通期計画の111億円に対する進捗率は21.9%にとどまり、5年平均の35.2%も下回った。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比35.7%増の86.6億円に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比16.7%減の30.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の8.1%→7.8%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  国内土木事業の売上高について、中間期での工事受注時期の遅れにより当期受注工事の出来高が想定より減少するため、期初予想を60億円下回る見込みです。また、海外建設事業の売上高について、2024年7月にフィリピンで発生した台風被害の影響により施工中の工事に中断期間が生じたため、期初予想を20億円下回り次年度に繰り越される見込みです。これに伴い、個別業績に関しましては、売上高が前回発表予想を80億円下回ると予想しております。 連結業績に関しましても、個別業績予想の修正に伴い売上高が前回発表予想を80億円下回ると予想しております。 なお、各利益に関しましては、以下の利益向上要素等により売上高の減少に伴う影響を補える見込みであり、前回発表予想から変更はありません。(利益向上要素)・国内土木事業においては、第3四半期から第4四半期にかけて、大型の設計変更が獲得できる見込みであり、今後利益率が向上する見通しであること。・国内建築事業においては、手持工事が順調に進捗していることに加え、発注者との価格交渉や施工の効率化・生産性向上による原価低減を通じて、期初予想より利益率が向上していること。・海外建設事業においては、台風被害による影響はあったものの、設計変更が順調に獲得できたことにより、期初予想より利益率が向上していること。

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