ロンドン市場午前にかけての下げから少し戻してもみ合い=NY為替概況
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ロンドン市場午前にかけての下げから少し戻してもみ合い=NY為替概況 きょうの為替市場はロンドン市場の下げから少し戻したところでもみ合いとなった。 ドル円は東京午前の153円37銭からロンドン午前に152円14銭まで一時売りが強まった。トランプ氏の大統領選勝利を受けたドル買いに対する調整の動きが広がって いた。先行き不透明感が強い中、行き過ぎた動きには警戒感が出ていた。 ロンドン午前の下げ一服後は反発。NY市場午前にかけて買いが広がり、152円80銭台を付けた。下げていた米10年債利回りが反発したことも、ドルの安値からの買 い戻しを誘った。もっとも週末を前に152円80円超えでの買いに慎重姿勢が見られると、その後は152円40銭から152円80銭を中心としたレンジ取引となった。 今後の米政治状況への警戒感もあり、週末越えのポジション維持に少し慎重姿勢が見られている。 ユーロドルはロンドン市場の1.0800近くからの下げが優勢となり、一時1.0687を付けた。米中関係悪化への警戒もあって、リスク警戒のドル買い円買い。ドイ ツの政治情勢への警戒感もユーロ売りを誘った。シュルツ独首相は総選挙の前倒しでの実施の可能性に言及していた。 ポンドドルもユーロに連れ安となり、ロンドン市場での1.2980前後から1.2884を付けた。もっともその後は買い戻しが入り、1.2920前後を付けている。 ユーロポンドが節目の0.8300をしっかり割り込み、先月の安値も下回って2022年4月以来の安値(ユーロ安ポンド高)を付けたことなどがポンドの支えとなってい る。 クロス円はリスク警戒の中軟調。ユーロ円は東京午前に165円43銭から163円21銭まで2円以上下げた。ポンド円も198円93銭から196円75銭まで下げて いる。リスク警戒が円買いを誘う展開。 MINKABU PRESS