小野建、今期経常を一転22%減益に下方修正
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小野建 <7414> [東証P] が11月8日後場(15:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比12.7%減の37.9億円に減った。 併せて、通期の同利益を従来予想の86億円→65億円(前期は83.4億円)に24.4%下方修正し、一転して22.1%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比32.3%減の27億円に落ち込む計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比25.2%減の15.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の2.8%→2.3%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当第2四半期においては、当社グループの主力販売商品である鉄鋼商品に関して、需要が低調に推移する環境下で、鉄鋼商品市況が想定より若干弱含みで推移し、減収となりました。利益面におきましては人員増加や運賃の上昇に伴う販管費の増加等から減益となりました。 2025年3月期通期業績予想につきましては、建設関連において、大型工事は順調に推移しておりますが、中小型工事の需要は建設コストの高止まりなどにより、今後も軟調に推移することが見込まれます。さらに鉄鋼商品市況におきましても、引き続き弱含みで推移することを見込んでおります。 以上のことから2024年5月15日公表の通期業績予想について修正いたします。 なお、個別業績予想につきましても、同様の理由から下方修正いたします。 当社といたしましては、今後も中長期を見据え持続的な業績向上の為に、拠点整備を積極的に進めるとともに既存の各拠点の加工設備の新増設も行い、継続的に販売数量の確保と鉄鋼商品市況に左右されにくい安定した収益向上を進める所存であり、配当につきましては期初計画通りとしております。