三菱自が堅調推移、日産自の一部保有株取得を完了・自己株消却も◇
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三菱自動車工業<7211.T>が堅調推移。7日の取引終了後、日産自動車<7201.T>が保有する株式5億662万577株のうち、1億4902万8300株(自己株式を除く発行済み株式総数の10.02%)に関し、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)において買い付けの委託を行うと発表。8日に予定通り買い付けを行ったと発表した。取得総額は約686億4200万円。業績不振に陥った日産自による売却に応じる格好となった。7日の取引終了後に三菱自は、発行済み株式総数の2%に相当する2980万5650株について、29日に消却する予定だと公表している。同社は10月30日に9月中間期業績を開示。減収減益ながらも今期の業績予想は据え置いた。自動車各社との比較で底堅い業況推移への期待が膨らんだ状態にあるなか、PBR(株価純資産倍率)は1倍を下回っていることもあって、割安な株価水準の修正を見込んだ買いが断続的に流入しているようだ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS