エーアイ、非開示だった今期経常は28%増益へ
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エーアイ <4388> [東証G] が11月7日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.0倍の800万円に急拡大した。 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期非連結比28.4%増の1億0400万円に伸びる見通しを示した。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期非連結比24.7%増の9600万円に伸びる計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の売上営業利益率は前年同期の0.0%→3.3%に大幅改善した。 ※今期から連結決算に移行。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期 中間期業績につきましては、下記のとおりです。売上面においては、企業のDX推進への取り組みが継続していることを背景に、法人向け製品のうちロイヤリティ収入やパッケージ製品に加えて消防・防災向けライセンスが堅調に推移し、また、2023年9月1日付で吸収合併したコエステ株式会社のクラウドサービス「コエステーション」の売上と受託案件および自社IPである琴葉茜・葵の10周年記念ライブの開催や、A.I.VOICE2新規製品発売などが寄与し、前中間会計期間を大きく上回る結果となりましたが、受託案件が期初計画を下回ったことにより、売上高は期初計画を下回る結果となりました。費用面においては、琴葉茜・葵の10周年記念ライブの開催費用や株式会社フュートレックとの2024年10月1日付け合併に向けた新たなコーポレートロゴ及びミッション・ビジョン・バリューの策定をはじめとした合併関連費用の発生が生じたものの、受託案件が計画を下回ったことにより原価の発生が抑えられ、また、広告宣伝費の抑制により、利益面においては計画より上振れた着地となりました。一方で、合併に向けたオフィス統合の為の本社増床工事に伴う固定資産除却損と繰延税金資産の減少が生じております。2025年3月期 通期連結業績予想につきましては、2024年5月 14 日、「株式会社エーアイと株式会社フュートレック(以下「フュートレック」)の合併契約締結に関するお知らせ」にて公表した通り、2024年10月1日を効力発生日として両社の合併(以下、「本合併」)を予定しており、本合併の影響を正確に算定することが困難であることを理由に「未定」としておりましたが、2024 年10月1日、当社はフュートレックと合併し、同日にフュートレックの株主様へ当社株式を割当て交付いたしました。これに伴い、新たに発生するのれんの額とのれんの償却費、およびフュートレックの吸収合併に伴う特別損失(段階取得に係る差損)の額が確定したことから、本合併以降のフュートレックの業績予想に加えて、新たに子会社となる株式会社ATR-Trekおよび株式会社スーパーワンの業績予想および経営統合関連費用等を反映し、通期連結業績予想を公表いたします。(注)上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。2.特別損失(段階取得に係る差損)の計上(1)内容合併効力発生日(2024年10月1日)において、既存投資分を公正価値で再評価を実施し、その際に発生した差額として計上される損失を「段階取得に係る差損」として特別損失に計上いたします。・特別損失の金額 143百万円・発生日 2024年10月1日(2)業績に与える影響 2025年3月期 第3四半期累計期間において特別損失(段階取得に係る差損)143百万円を計上いたします。以 上