前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■メルカリ <4385> 1,824円 (-347.5円、-16.0%) 東証プライムの下落率トップ。メルカリ <4385> [東証P]が急反落。5日の取引終了後、25年6月期第1四半期(7-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.5%増の449億2400万円、最終利益は同4.4%増の29億3300万円となった。増収・最終増益となったが、「マーケットプレイス」と米国事業の流通取引総額(GMV)は想定を下回ったとしている。米国事業では継続的なインフレなど外部環境の影響もあって、GMVは前年同期比16%減少の1億9300万ドルとなり、減収・セグメント損失拡大となった。成長力の鈍化を懸念した売りが膨らんだようだ。米国事業に関しては厳しい結果となったことを踏まえ、25年1月から山田進太郎CEOが米国法人のCEOを兼務することとなる。 ■グリー <3632> 427円 (-38円、-8.2%) 東証プライムの下落率3位。グリー <3632> [東証P]が急反落。5日取引終了後に7-9月期連結決算を発表。売上高が129億4100万円(前年同期比18.0%減)、営業損益が1億3300万円の赤字(前年同期12億2500万円の黒字)に転落して着地した。主力のゲーム・アニメ事業が新規タイトルのリリースがなく軟調に推移したことが要因。投資事業が落ち込んだことも響いた。通期見通しは引き続き非開示とした。業績悪化を嫌気した売りが出たようだ。 ■エラン <6099> 810円 (-68円、-7.7%) 東証プライムの下落率4位。エラン <6099> [東証P]が急反落。6日昼ごろに発表した1-9月期連結決算は売上高が前年同期比14.5%増の348億4700万円、純利益が同3.0%減の18億3200万円だった。主力サービス「CS(ケア・サポート)セット」の導入施設数の増加で増収となった一方、利益面ではM&A費用や為替差損の発生などが響いた。通期で増収増益を見込んでいるだけに失望売りを呼んだようだ。 ■東京エネシス <1945> 1,069円 (-84円、-7.3%) 東証プライムの下落率6位。東京エネシス <1945> [東証P]が急反落。5日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を900億円から680億円(前期比23.1%減)へ、営業利益を32億円から10億円(同74.7%減)へ下方修正すると発表した。手持ち工事が順調に進捗しているものの、今期受注分の売り上げ貢献が少ないことが要因。これが嫌気された。 ■ダスキン <4665> 3,770円 (-278円、-6.9%) 東証プライムの下落率8位。ダスキン <4665> [東証P]が急反落。5日取引終了後に25年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を1890億円から1903億円(前期比6.4%増)へ上方修正した一方、営業利益を107億円から77億円(同51.5%増)へ下方修正した。あわせて配当予想を減額しており、これらが嫌気され売られた。売上高は若干上振れる見込みにあるものの、利益面では原材料の高騰や物流費の上昇傾向が継続すると想定し引き下げた。配当予想は126円から110円(前期100円)に引き下げた。 ■ホンダ <7267> 1,418円 (-98円、-6.5%) 東証プライムの下落率9位。本田技研工業 <7267> [東証P]が5日続急落。6日午後1時ごろ、25年3月期連結業績予想について純利益を1兆円から9500億円(前期比14.2%減)へ下方修正すると発表した。持ち分法による投資利益の減益などが要因。これが売り材料視された。売上高は20兆3000億円から21兆円(同2.8%増)へ上方修正し、営業利益は従来予想の1兆4200億円(同2.8%増)を据え置いた。北米でのEV販売に向けたインセンティブ強化の影響があるものの、二輪事業などで挽回する見通し。あわせて、取得上限7000万株(自己株式を除く発行済み株数の1.5%)、または1000億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月7日から来年10月31日まで。 ■大崎電 <6644> 752円 (-47円、-5.9%) 東証プライムの下落率10位。大崎電気工業 <6644> [東証P]が急落。5日取引終了後に発表した4-9月期連結決算は売上高が前年同期比0.6%増の444億5100万円、営業利益が同25.6%減の17億3000万円だった。大幅減益となったことが売り材料視された。出荷が概ね堅調だったことから増収を確保した一方、利益面では製品構成の変動や人件費などの販管費の増加が重荷となった。なお、通期の増収・営業減益見通しに変更はない。 ※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース