綜研化学、今期経常を51%上方修正・最高益予想を上乗せ

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決算

 綜研化学 <4972> [東証S] が11月5日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の36.3億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の41億円→62億円(前期は39億円)に51.2%上方修正し、増益率が4.9%増→58.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比20.5%増の25.6億円に伸びる計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比67.8%増の18.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.0%→16.2%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2025年3月期第2四半期(中間期)の連結業績につきましては、2024年8月5日に公表した業績予想のとおり、中国に液晶ディスプレイ産業の生産集約が進むなか、オリンピックでのテレビの買い替え需要を見越した在庫の積み増しなどにより、中国市場を中心に粘着剤の販売が伸長し、売上高・利益ともに期初の想定を大幅に上回る結果となりました。しかしながら、下期はテレビの在庫調整が見込まれ、業績の下押し要因になるものと見ております。 これらの状況を踏まえた通期の連結業績につきましては、売上高は下期に液晶ディスプレイ関連の粘着剤の需要減少が見込まれるものの、上期の大幅な増販により前回予想を上回り、利益面においても、下期販売の下振れによる減益が見込まれますが、中国での原材料価格が想定を下回って推移していることに加え、コスト抑制や採算是正の効果などから、前回予想を大幅に上回る見通しです。 また、当社単体の通期業績につきましても、下期に粘着剤の需要減少を見込んでおりますが、売上高は前回予想と同水準になる見通しであり、利益面では、経費支出の見直しや採算是正の効果に加えて、海外子会社からの受取配当金の増額などを見込み、前回予想を大幅に上回る見通しです。(注)当資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

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