米外為市場サマリー:トランプトレードの巻き戻しで一時151円50銭台に軟化
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4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円13銭前後と前週末に比べて90銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=165円48銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高だった。 米大統領・議会選挙の投開票が5日に迫るなか、共和党候補のトランプ前大統領が勝利する可能性を意識したドルの買い持ち高を巻き戻す動きが出た。また、この日に発表されたユーロ圏やドイツの10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正され、ユーロ買い・ドル売りが対円でのドル売りに波及したこともあり、ドル円相場は151円54銭まで下押す場面があった。その後は下げ渋る動きとなったものの、米大統領・議会選挙の行方を見極めたいとして戻りは限定的。9月の米製造業新規受注が前月比0.5%減となったこともドルの重荷となったようだ。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0878ドル前後と前週末に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS