電通総研、今期経常を一転6%減益に下方修正

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決算

 電通総研 <4812> [東証P] が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比8.2%減の144億円に減った。
 併せて、通期の同利益を従来予想の225億円→200億円(前期は212億円)に11.1%下方修正し、一転して5.9%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の122億円→97.3億円(前年同期は104億円)に20.4%減額し、一転して6.9%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比15.5%減の41.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の13.8%→10.8%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 第3四半期連結会計期間の売上高が想定を下回って推移したことに加え、受注高についても、ビジネスソリューションセグメントを中心に拡大したものの想定を下回る水準であったことから、売上高の予想額を下方修正いたします。利益についても、売上高の想定比減少の影響に加え、不採算案件の発生等による売上総利益率の想定比低下、ならびに営業活動の積極拡大等に伴う販売費及び一般管理費の拡大が見込まれることから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の予想額を下方修正いたします。なお、2024年12月期の配当予想につきましては、既に1株当たり中間配当金54円を実施しており、2024年2月14日に公表した予想(1株当たり期末配当金54円、年間配当金108円)を据え置きます。

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