三和HDが上げ幅を急拡大、25年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感
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三和ホールディングス<5929.T>が後場上げ幅を急拡大している。午前11時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を6250億円から6530億円(前期比6.9%増)へ、営業利益を625億円から725億円(同10.9%増)へ、純利益を425億円から510億円(同18.0%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各39円の年78円から中間・期末各47円の年94円に引き上げたことが好感されている。 数量増と売価転嫁の着実な浸透で国内売り上げが順調なほか、米州売り上げが販売チャネル拡大などの施策により堅調に推移していることが要因。また、想定為替レートの見直しも寄与する。 なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3138億2700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益323億1300万円(同16.5%増)、純利益237億7500万円(同7.5%増)だった。 また同時に、上限を513万株(発行済み株数の2.36%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は11月1日から来年4月30日までで、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。 出所:MINKABU PRESS