外為サマリー:153円50銭台に上伸、日銀会合での金利据え置き観測で円売り優勢
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31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円53銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭程度のドル高・円安となっている。 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円42銭前後と前日に比べて6銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米10月ADP雇用統計が市場予想を上回ったことを手掛かりに一時153円49銭まで上伸したが、米7~9月期GDP速報値の伸び率が鈍化したことから上値は重かった。 この日の東京市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて模様眺めムードのなかでスタートした。ただ、市場では「政策金利は現行の0.25%程度で据え置き」との見方が多いことから円が売られやすく、午前9時50分すぎには153円58銭をつける場面があった。一方、前日に発表されたユーロ圏やドイツの7~9月期GDP速報値が市場予想を上回ったことからユーロを買う動きが目立っている。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0853ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=166円64銭前後と同80銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS