米外為市場サマリー:米労働市場の底堅さを手掛かりに一時153円50銭近辺まで上伸

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為替

 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円42銭前後と前日に比べて6銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=166円55銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した10月の全米雇用リポートで、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る結果となり、米労働市場の底堅さが意識されるかたちでドル円相場は一時153円49銭まで上伸した。ただ、その後は米商務省が公表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値が4~6月期からやや鈍化したことが重荷となって伸び悩み。31日に結果が発表される日銀金融政策決定会合や11月1日発表の米10月雇用統計などを見極めたいとするムードもあった。一方、ユーロ圏やドイツの7~9月期GDP速報値が市場予想を上回ったことからユーロを買う動きが目立った。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0856ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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