大井電気、今期経常を38%上方修正
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大井電気 <6822> [東証S] が10月30日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は2300万円の赤字(前年同期は5億0400万円の赤字)に赤字幅が縮小し、従来の3億1000万円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の5億3000万円→7億3000万円(前期は8億3900万円)に37.7%上方修正し、減益率が36.8%減→13.0%減に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比43.9%減の7億5300万円に落ち込む計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比15.9%減の2億5400万円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.4%→3.9%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (1)売上高について中間期につきましては、情報通信機器製造販売において、通信キャリア向け伝送装置の売上が下期にスライドしたこと、ネットワーク工事保守において、一部下期に予定していた工事案件の売上が上期にスライドしたことの影響等により、全体としては当初計画より増加する結果となりました。通期の業績予想につきましては、ネットワーク工事保守が前述の影響により当初の下期計画に対して減少が見込まれるものの、情報通信機器製造販売において、通信キャリア向け伝送装置の売上に加え、第2世代スマートメーター関連機器を中心としたIoT関連装置事業の増加が見込まれるため、若干の増加を予想しております。(2)利益について中間期につきましては、情報通信機器製造販売において、コスト削減の徹底や、材料費、製造コストの販売価格への一部転嫁を含む諸施策の実施により期初計画を上回る結果となりました。通期の業績予想につきましては、特に情報通信機器製造販売において、コスト削減効果の継続および売上増加に伴う利益増が見込まれるため、上記の予想としております。(注)上記の予想は、現時点で当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により見通しと異なる結果となる可能性があります。