シンプレクス、上期最終は一転3%減益で下振れ着地(訂正)
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シンプレクス・ホールディングス <4373> [東証P] が10月30日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比2.6%減の25.9億円となり、従来の21.9%増益予想から一転して減益で着地。 通期計画の72.8億円に対する進捗率は35.6%にとどまり、4年平均の47.3%も下回った。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比32.7%増の46.8億円に拡大する計算になる。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比0.1%減の15.2億円となり、売上営業利益率は前年同期の22.6%→21.0%に低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上収益については、創設4年目のXspear Consulting株式会社を提供主体とする戦略/DXコンサルティングに加え、シンプレクス株式会社を提供主体とするエンタープライズDXが好調に推移していることから、前回発表予想を8億円上回る468億円となる見通しです。 一方、営業利益については、保険システムインテグレーション案件の中止決定に伴う会計処理などの影響により、2025年3月期中間期において中間期業績予想を約8億円下回る結果となったことを受け、前回発表予想である106億円を据え置いております。 当社グループにおける保険ソリューションの戦略再検討に伴い、期初予定していた当該分野の研究開発約5億円相当のエンジニアリソースを顧客案件へ再配置する予定です。これにより生産能力の向上を図り、底堅いDX需要を取り込むことで、営業利益の業績予想の達成を目指してまいります。 また、親会社の所有者に帰属する当期利益、基本的1株当たり当期利益、期末配当についても、営業利益と同様に前回発表予想を据え置いております。なお、本資料に掲載されている2025年3月期通期の基本的1株当たり当期利益は、新株予約権の行使により、期中平均株式数が2024年3月期の期末発行済株式数(自己株式を除く)から541,084株増加すると仮定して算定しております。 業績予想の詳細については、2024年10月30日公表の「2025年3月期 第2四半期決算説明会資料」を併せてご覧ください。※本資料に記載されている当社グループの業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。