<動意株・30日>(前引け)=KIMOTO、カバー、四国電
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KIMOTO<7908.T>=一時ストップ高。29日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高57億7600万円(前年同期比25.1%増)、営業利益8億1400万円(前年同期1億900万円の赤字)、最終利益6億2700万円(同100万円の赤字)となり、従来予想の営業利益4億7000万円を大きく上回って着地したことが好感されている。第1四半期に引き続き自動車向けのディスプレーや内装照明部材を中心とした電子部品関連が伸長したほか、東アジアを中心に通信機器の需要が増加傾向にあることから、通信機器部材や工程材料に使用される製品が堅調に推移した。また、第3四半期以降に受注を予定していたもののうち一部が上期に前倒しされ、高付加価値製品の売り上げが増加したことも寄与した。 カバー<5253.T>=物色人気に急動意。同社はVチューバープロダクションを運営、海外展開にも傾注しており、前期実績ベースで売上高の3分の1は米国やアジアなど海外で占めている。業績はここ数年来絶好調に推移しているが、足もとでも会社側の想定を上回って推移している。29日取引終了後に25年3月期上期(24年4~9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の24億100万円から31億7000万円(前年同期比38%増)に大幅増額、これを好感する買いを呼び込んでいる。 四国電力<9507.T>=大幅高。29日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の最終利益予想を185億円増額して545億円(前期比9.9%減)に引き上げており、ポジティブ視した買いが入ったようだ。燃料価格などの見直しに伴い、需給関連収支の好転が見込まれるという。一方、売上高予想は140億円減額して8380億円(同6.4%増)に修正した。卸販売の電力量がこれまでの想定を下回る見通し。小売電力量の見通しは小幅に引き上げた。9月中間期の売上高は前年同期比4.4%増の4183億8000万円、最終利益は同15.3%減の413億300万円だった。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS