イチカワ、上期経常を50%上方修正
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イチカワ <3513> [東証S] が10月29日大引け後(15:00)に業績修正を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4億円→6億円(前年同期は8.3億円)に50.0%上方修正し、減益率が52.1%減→28.1%減に縮小する見通しとなった。 なお、通期の経常利益は従来予想の9.8億円(前期は11.6億円)を据え置いた。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社グループの主要取引先であります紙パルプ業界の動向は、国内につきましては、衛生用紙が比較的安定した需要で推移し、板紙も経済状況に応じた一進一退の動きを示す一方で、新聞用紙や印刷情報用紙は、紙媒体の電子化やペーパーレス化等の社会の大きな潮流に逆らえず需要が年々縮小する等、厳しい状況が続いております。海外につきましては、新聞用紙及び印刷情報用紙は国内と同様に需要の減少が見込まれますが、板紙及び衛生用紙についてはアジア地域を中心とした通販市場の拡大等に伴い、需要は引き続き堅調であると見込んでおります。 当第 2 四半期(中間期)の連結業績につきましては、通期の計画通りに進捗しておりますが、為替相場は乱高下があったものの想定以上に円安傾向で推移したことが影響し、連結売上高及び全段階の利益において前回発表予想値を上回る見込みとなりました。 なお、通期業績予想数値につきましては、現時点では 2024 年 5 月 15 日公表の予想数値を据え置くことといたしますが、今後の業績推移および為替相場推移に応じて修正の必要が生じた場合には速やかに公表いたします。業績見通しの前提となる為替レートは公表値から変更せず 1US ドル=140 円、1 ユーロ=150 円を想定しております。※ 上記予想は、本資料の発表日現在における将来の経営環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後種々の要因によって予想数値とは異なる場合があります。