米外為市場サマリー:一時151円20銭に上伸、米長期金利の上昇が続く

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為替

 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円08銭前後と前日に比べて24銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円17銭前後と同4銭程度のユーロ高・円安だった。

 国際通貨基金(IMF)が22日、世界経済見通しを公表した。米国の成長率に関して2024年は2.8%、25年は2.2%の見通しとし、それぞれ上方修正した。米国経済の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースの鈍化観測をサポートした。米大統領選を巡って共和党候補のトランプ氏が優位に選挙戦を進めているとの見方が広がり、関税引き上げに伴う米国内のインフレ高進シナリオにも関心が向かった。米長期金利は一時4.22%に上昇。日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売り需要をもたらし、ドル円相場は一時151円20銭と、およそ3カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。一方、日本では27日が衆院選の投開票日となり、30~31日には日銀の金融政策決定会合を控えている。重要イベントが迫るなかで、一方的に円の売り持ち高を積み増す姿勢は限られて、ドル円相場は伸び悩んだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0799ドル前後と前週末に比べて0.0016ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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