<動意株・22日>(大引け)=助川電気、Sワイヤー、レントラクスなど
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助川電気工業<7711.T>=全面安商状のなか異彩高。きょうで4連騰、しかも4連続で大陽線を示現していることで市場でも話題となっている。今月16日に原子力規制委員会が今後10年間の点検・管理計画の方針などを盛り込んだ保安規定の変更を認可した。国内の稼働原発で最も長い期間稼働している関西電力高浜原発1号機について、初めて50年超の運転が認められたことで、原発関連株の一角に投資資金が誘導されている。熱制御技術に強い研究開発型メーカーで、原子力関連機器で高実績を誇る同社株もその流れに乗ったが、異色の上げ足をみせている背景はもう一つある。自民党総裁選を前に行われていた“高市トレード”で核融合関連として人気化した反動で、総裁選後に急反落したが、その際に「貸株市場を通じた外資系証券による空売りが高水準に積み上がっており、(何らかの事情で)買い戻しが入り株価を想定以上に押し上げているようだ」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。 ソーシャルワイヤー<3929.T>=急伸。21日の取引終了後、プラップジャパン<2449.T>及びその子会社のプラップノードとクリッピング事業における戦略的業務提携を締結したと発表しており材料視されている。クリッピングとは新聞・雑誌・WEB・SNSメディアなどの各種メディアから、必要な記事を選別・取得するサービス。Sワイヤーは12年からクリッピングサービスである「@クリッピング」の運営を開始しているが、同事業の更なる拡大・成長のため今回の戦略的業務提携に至ったという。また、この一環として同事業を会社分割による新設会社に承継させ、プラップノードが新会社の議決権比率10~15%程度を取得し資本参加する。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。 レントラックス<6045.T>=上値指向に4日続伸。21日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高は前年同月比22.3%増の3億5800万円となった。2カ月ぶりの増収となり、ポジティブ視されたようだ。取扱高は同16.4%増の24億7900万円。レントラックスに登録した広告掲載媒体の運営者である「パートナーサイト運営者」は前月比277人増加の5万8865人となった。 オルツ<260A.T>=物色人気にストップ高。同社は21日、経済産業省及びNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する国内生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の第2期に採択されたと発表しており、これが好感されている。採択された同社の提案テーマは、「パーソナルAIの実現を目標とした世界最高性能の日本語言語処理技術の研究」。今回の採択により同社は総費用約7億9000万円分のGPU計算リソースの活用とデータセット構築のための助成を受けるとしており、これにより労働力の補完を目的としたLLM(大規模言語モデル)の構築と、Instruction Pre-training(事前学習)のためのデータ構築の研究開発を進めるとしている。 夢展望<3185.T>=一時ストップ高。21日取引終了後、中国ネット通販大手のPDDホールディングス<PDD>が手掛けるオンラインショッピングモール「Temu(テム)」と新たに提携したと発表した。第1段階として、Temuが展開する日本向けサイトに商品を出品するという。これが買い材料視されている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS